フジテレビアナウンサーのインスタグラム(fujitv_announcer) - 1月17日 05時45分

1月17日。
 
有事のたびに気づく。
「ささやかな毎日」がどれだけ有難いか。
 
今のコロナ禍もまさにそう。
 
私がその価値観を知ったのは、20代になってすぐのこと。
阪神淡路大震災で実家がなくなった。
高校時代までの思い出にまつわるモノや写真はなく、記憶の中に深く沈殿しているだけ。
でも、それでもなんとかなってきた。　

変わりばえのしない毎日にも、
時々染み渡るように嬉しいことがあることに気づく。

夫こだわりのたこ焼きの美味しさ。
育てたチューリップが思い切りよく花を開く。
子どもたちだけで作ってくれたパンケーキ。
娘の手作りピン。
職場での他愛ない会話。
「ありがとう」を伝え合える瞬間。
 
どれも小さな１コマ。
でも、自分1人では作れない１コマ。
 
みんな誰かの宝物。
 

何度となく学習したはずなのに、ささやかな毎日に感謝するマインドを持ち続けるのは難しい。
都合よく忘れるから、前に進めることもある。

だからこそ。
節目の日はあえて立ち止まりたい。
 
鎮魂と共に・・・。

#フジテレビアナウンサー
#佐々木恭子

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