テレビ朝日「世界の街道をゆく」のインスタグラム(tvasahi_kaidou) - 2月1日 12時29分

現代建築の橋を渡ると、ボルドーの町が見えました。大西洋へ注ぐガロンヌ川の河口に拓かれた、フランス南西部を代表する都市です。女性が「ここは歴史が色濃く残る街だ」と言いました。
この街並みは、アキテーヌ公国の首府が置かれた後、イングランドの支配のもと貿易都市として発展し、18世紀には黄金時代をむかえ、その富で築かれたものです。青年が、この町に暮らすことは歴史と共に生きることだと胸を張りました。
ボルドーと言えば忘れてはならないもの、それはワインです。レストランの男性がジロンド川流域に広がるワインの産地メドックへの道を教えてくれました。柔らかな日差しのもと、ぶどう畑が広がっています。この地の有名シャトーで生産されるワインは、フランスよりも、イングランドの王侯貴族の間で人気を博したと言います。今は細かな格付けがなされ、世界中のワイン通が憧れる逸品だと土地の人が語りました。かつてワインが運ばれたジロンド川を、海からの潮風が渡ってゆきます。

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