丸山敬太のインスタグラム(keitamaruyama) - 2月10日 01時56分

ずっと熱にうかされてる感じだ。
どうして彼女が今いないのだろう。
どうして自分は彼女のようになれないんだろう。
僕がまだほんの子供でもあり、青臭く痩せっぽっちで、でもいっぱしに大人のつもりでいたあの頃、PARCOのCMはセンセーショナルだったし、勿論彼女が手がけてなくてもその時代の広告やら雑誌やら、ファッションやら、舞台やらTV番組のアイドル達ですら、ものすごーーーく濃厚なクリエーションで、それを浴びるように見ていた。。。。
石岡瑛子さんという名前を自分が認識したのはいつの頃だっただろう。
だけれどどのクリエーションも自分の意識に刷り込まれたものばかりで、なんだか泣けてくるような不思議な感情だった。活字を切り貼りし、ものすごい細かい指示の色校や、手描きのフォントの力強さや、アナログだから、デジタルだから、ということではなく、デザインするというエネルギーと、ちょっとした緊張感を引き出すための間みたいなものだったりが、どの作品にも立ち上っていて、個性的であるにもかかわらず、利己的ではない、メジャー感。何もかもがバランス。
こんなクリエーションをずっーーーっとみてきたから、やってもやっても、追いつかない。頑張っても頑張っても、何か足りないと思ってしまう自分の飢えみたいな感情の原因がわかったような気がする。

北京オリンピックのチャンイーモウと組んでやった壮大な仕事をみて、
嗚呼、彼女がいればもう少し東京オリンピックというものに期待が持てたのになぁとひとりごちる。
一度お会いしてみたかった。

もっともっと、まだまだ、諦めちゃダメだ。諦めが早いことを合理的だと思い込んでいる人たちに、もう一度、もう一度と言い続けなきゃなって

そんなことを想う真夜中。

[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め！「UVシールド」を購入する