柚木渚のインスタグラム(nagisa_yuzuki) - 2月26日 02時53分

ココ最近読んだ本の中でどれよりも心を掴まれた気がする。
言ってしまうと、最後の一文まで光の見えない現実が押し寄せてくる本だった。
苦しいのに読みたい、久しぶりに時間を忘れるほど夢中で読んでしまった。
生きてると自分以外の全ては、ほとんど表面の一部分しか見えていないと思う。
その奥にある見えていない、見せていない、ことがこの本には詰まってるような気がした。
現実より現実的な物語だった。
それでも最後の台詞とエピローグにはすくわれる。
やっぱり物語だな、とは思いつつもおかげで凄く好きな一冊になった。
紆余曲折を経てこうなるのが人生なんだろうな、とも思う。
今この本を読んだことは私にとって最高のタイミングだった。
良い時間だった。

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