猫沢エミのインスタグラム(necozawaemi) - 3月12日 12時33分

イオ、昨夜から急変。

一時は、夜間の緊急動物病院への搬送も考えたが、うろたえずにこのまま穏やかに見送ることを選択。イオとその周辺に、美しい雨のような、不思議な光が降り注ぐのを見た。

朝方、トイレに向かうイオのうしろについて起きる。トイレにたどり着くだいぶ手前で御用を足す。それでも、最後まで決然と自分の脚でトイレに向かったイオちゃんを誇らしいと思う。　　　

ピピをして安心したイオを抱きかかえて眠る。

朝、寝具を変えて、温かいガーゼタオルで清拭。鼻や目、口周りもきれいに拭いて、楽な体制に変えてあげると、呼吸が落ち着き始めて、ごろごろと喉を鳴らしながら、穏やかな表情になった。

ユピ坊がイオのいる部屋の壁に向かって、鳴きながら一周して、その後、窓際にのぼる。空に向かって高くひと鳴きした。

「イオちゃん、天国タクシーがやってくるよ。」

キスをして撫でると、ごろごろと喉を鳴らす。
私たちはみんないて、イオの好きなJazzを聴きながら、ふだんとなにひとつ変わらずタクシーの到着を待っている。

なんて穏やかなのだろう。
なんて厳かなのだろう。
なんて幸せなのだろう。

神さまが健気に生きたこの子へ、穏やかな最期の時間をくださった。

これまでみなさんが、イオのために寄せてくださったたくさんの善意と愛に深く、深く感謝します。その温かな想いが今、イオの穏やかな旅立ちを実現させようとしています。

心からのありがとうを。

#猫沢イオ #イオの扁平上皮ガン日記
#ユピ坊　#CHANECHOES

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