徳永有美のインスタグラム(yumi_tokunaga.official) - 3月12日 14時15分

昨日が終わり、今日がいつものように始まりました。ずしんと来る四日間でした。報ステは今日も3.11から明日への特集を放送します。是非見てください。私も家で見ます。
10年前の私は主婦ど真ん中生活を送っていて、その日も一歳を過ぎた娘とママ友の家へ遊びに行っていました。あの時の私はテレビに映る映像に震え、子供を守ることに必死でした。テレビからの情報が頼みの綱でした。この10年の間に、自分が伝える立場の人間になるとは思ってもいなかったけど、これもまた自分の人生なのだと思っています。

昨夜の報ステではテレビ報道において何ができるのか、ということを考えました。私たちが、悲しみを抱く人たちに直接的に何かできることは多くはないかもしれない。しかし今日も明日も続く、終わることのない道を伝え続けることをやめてはいけないと思っています。そして、伝えることで、思いを増やすことはできるのではないかと。思いとは、その場所を大切に想う人の気持ちだったり、悲しみに寄り添う思い、命を失わないための防災への意識。そして、大切な人を忘れたくないという思い。千差万別の大切な思いを伝え続けることによって、見てくださった人々の心や想像が、労りや思いやりとなり、目には見えないけど支え合う力に繋がるのではないか。そう思っています。
このことは東日本大震災だけではありません。多くの災害、事故、事件…私たちが報道として伝えてきたすべてのことにも通じることだと思います。
そして今一度胸に手をあてて。
できることからコツコツと。

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