末吉里花のインスタグラム(rikasueyoshi) - 2月16日 21時27分


【皆さんが食べている卵の生産背景、知っていますか?】

日本の卵の生産背景を知った時、衝撃的すぎて、その瞬間から選ぶ卵が変わりました。

あまりに衝撃的な内容だからなのか、日本では、学校ではもちろん、社会に出てからもその現実を知る機会はほとんどありません。

現実を知ることができると、自分の暮らしが、誰かの(人や動物、地球環境)の犠牲の上に立っているのは心地よくない、と感じる人も出てくるのではないかと思います。その心地悪さから初めて、今まで”当たり前”とされてきたことが、ひょっとしてこれは良くないのでは?とみんなで意識するようになり、では改善するにはどうしたらいいのか、とみんなで知恵を出し合って、より良い方向に導けるのではないかと思っています。

少しだけ、日本の卵の生産背景と現状について書きます。(私の著書「エシカル革命」から抜粋。)

*WAP(世界動物保護協会)が発表した2020年版動物保護指数を見ると、日本の動物福祉は、G7の中で最低ランクをつけられている。

*卵は、戦後唯一値段が変わらないと言われているほど、いまだにとても安く売られている。(なぜ安いのかを考えるのが大事。)

*畜産業界全般に関して言えることであるが、日本ではたくさんの動物をひとつの建物に入れ、過密状態で飼育する「工場化」が一般的。特に「工場化」が著しいのが採卵養鶏場で、ひとつの建物に数万羽単位の鶏がすし詰め状態で閉じ込められているこれをバタリーケージという。諸外国ではバタリーケージは動物福祉の観点から禁止が進んでいるにもかかわらず、日本ではいまだに92%以上の養鶏場が使用している。

*バタリーケージの中では、鶏たちはほとんど身動きがとれず、他の鶏に潰され、金網に挟まって骨が折れ、立ち上がれなくなった鶏は餓死したり衰弱死したり、殺処分されている。1、2年後、と蓄されるときにはぼろぼろの状態。

*できるだけたくさんの卵を生むように品種改変された採卵鶏。卵をより多く採取したい採卵養鶏場にとってオスひよこは価値がないとみなされている。オスひよこは生まれたその日に、孵化場で選別(雌雄鑑別)されて殺されている。しかもグラインダーと呼ばれる粉砕機ですりつぶす方法も取られていることがわかっている・・・(アニマルライツセンターHPより)

いったんここまでにしておきますが・・・目を覆いたくなるような現実ばかりです。

これでは、鶏たちはもちろん、きっと働いていらっしゃる従業員の方たちも辛いのではないでしょうか・・・
働いている人たちが悪いのではなく、このシステム自体が問題だと言えると思います。

私たち生活者は、このような辛い背景がある卵ではなく、平飼い卵や放し飼い卵が欲しい、と言う権利を持っています。
そしてその声をお店や企業に届ける声も持っています。

こうした声をひとりでも多くの人が届けることで、生活者のニーズに応えるために企業が変わり、生産者も変わっていくことができるのです。

私たちの声は、社会を変えるための大きな後押しになるのです!

上記に書いたような壮絶な背景について、周りに伝えるのは勇気を必要とします。
家族にこの話を共有したい、子どもたちにも伝えたい、学校でも教えたい。けれども難しい、という方たちに朗報です!

卵の現実について書かれた児童書が発売されました!

「いつか空の下で さくら小ヒカリ新聞」(汐文社)
堀 直子/作 あわい/絵

https://www.choubunsha.com/book/9784811329826.php

子どもから大人まで、多くの方々に手に取っていただきたい1冊です。

まずは知ることから始めるのはどうでしょうか♪

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2023/2/16

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