フィガロジャポンさんのインスタグラム写真 - (フィガロジャポンInstagram)「#FIGARObook 📚 フィガロがすすめるいま読むべき本。 ①『黄色い家』川上未映子著　中央公論新社刊居場所を守る闘いに、善悪などあるのだろうか。貧しい国の子どもたちは、大人になるのが早い。自身も子どもと呼んでいいような年齢で稼ぎ手を担い、家族を養い、時には犯罪にも手を染めて生きる術とする。もはや遠い異国ではなく、日本の話だ。本書の、弾き出された若者やはぐれ者のリアルに圧倒される。 ②『じゃむパンの日』赤染晶子著　パームブックス刊急逝した作家の魅力を再発見、世界観がクセになるエッセイ55篇。何度も声を出して笑った。ニートの鶴吉さん、自動車教習所の猫使いの教官、ひと目惚れした珍念さんに書道ガールの母、クセが強い人たちの愛すべきエピソードをひょうひょうと語る独特の世界観にハマってしまう ③『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』ぺ・スア著　斎藤真理子訳　白水社「私」という不確かな存在、未知の読書体験に心が震える。午前4時に目が覚めた「私」は、旅館の一室にいて、自分を規定する記憶がすべて失われていることを知る。作家レイモンド・チャンドラーに詩人ジョナス・メカス、ミステリアスな手がかりを拾い集めながら「私」のただならぬ旅の同行者となる３つの物語。 text: Harumi Taki -フィガロジャポン5月号より- #黄色い家 #川上未映子 #じゃむパンの日 #赤染晶子 #遠きにありてウルは遅れるだろう #배수아 #本 #book #madamefigarojapon #フィガロジャポン #マダムフィガロジャポン」4月11日 13時30分