市川渚のインスタグラム(nagiko) - 4月18日 21時25分


#KYOTOGRAPHIE A dialogue between Ishiuchi Miyako and Yuhki Touyama | Views through my window

毎年恒例になってきているKYOTOGRAPHIEでのKering @kering_official さんサポートによる展示企画。クリエイティブやアートの世界で活躍する女性を支援する「Women In Motion」という取り組みのひとつとして行われており、毎回女性アーティストを取り上げている。

2023年は石内都さん、頭山ゆう紀さんの2人展。タイトルは「透視する窓辺」。展示場所は280年を超える歴史を持つ老舗の帯匠、誉田屋源兵衛。

会場では23年前に亡くなった母の遺品を撮った石内さんの作品『Mother's』、そして頭山さんの『境界線13』からの作品と彼女が祖母の介護をしながら"気晴らしに"撮っていたという新作が重なっていく。頭山さんはその後祖母を亡くし、さらに母もこの世を去ったのだそう。奇しくも写真を通し、すでにこの世を去った3人の女が交差する。帯屋という歴史を重ねた"生きる空間"で見る作品たちは、ギャラリーや美術館のような空間で見るよりも、はるかに身近に、そしえ生々しく感じられるような気がした。

展示を拝見した翌日には2人のアーティスト・トークを拝聴する貴重な機会を頂き。「本当は女性を支援する、なんてことはない方がいいの。」と鋭い石内さんの一言からはじまったトークは、母を近年亡くし、かつ写真を撮る端くれの自分としても、僭越ながら(本当僭越すぎるのだけど)重なる部分もあり、非常に刺激的な時間だった。

撮るということはとてもパーソナルな行為で、撮ったフィルムを時間を置いて、同時プリントし、セレクトし、独り暗室に入って1枚1枚プリントする。そして、それらが展示を通して、他人の目に触れていく。長い時間をかけて写真を客観視した上で、他人の視線を受けることで写真はようやく作品になるんだと。「何よりも楽しいからやってられるのよ、ねえ」と、石内さんはくしゃっと笑っていた。

鑑賞者としても、製作者としても、まだまだ写真はおもしろいし、知らないことばかりだ。そんなことを実感して、会場をあとにした😌

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2023/4/18

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