職人.comのインスタグラム(shokunincom) - 4月22日 14時56分



甘味喫茶「時屋」 - Instagrammers Gourmet


【1948年創業の新宿のオアシス、時屋】

新宿で働いていたころ、おそらく一人で最も多くランチで訪れたのが新宿西口駅西口から徒歩2分の「時屋」という甘味喫茶です。どら焼きが名物ですが、さば味噌煮定食が絶品でたまに思い出しては食べたくなります。

一日中スケジュールが埋まっていた肌寒い冬のある日、お昼だけでも一人でゆっくりおいしいものを食べないと午後も頑張れない…と、目に入る看板や店構えに全神経を集中させながら新宿の街を足早に歩いていました。ふとそこで目に入ったのが、「時屋」と書かれた看板とずらりとどら焼きが並んだショーケース。年季の入ったショーケースには、ほかにもお雑煮やおしるこなど魅力的なラインナップ、さらにメニューを見ると定食もあることが分かりました。外から店内があまり見えなかったため一瞬入るのを躊躇しましたが、ここで入らなかったら後悔すると思い、少しの勇気と共に足を踏み入れました。

店内は思った以上に広々としていて、贅沢にも4人席がたくさん。まるで時が止まっているかのような懐かしい雰囲気、外の新宿の喧騒が嘘のような程よい静けさの中でサラリーマンやおばさま方がそれぞれの時間を過ごしていました。お食事メニューの中から、さば味噌煮定食を注文。

これが、本当においしかったんです。まず運ばれてきた時から、大きくてふっくらとした2枚のさば味噌煮や渋い副菜、立ち上る湯気に気持ちが緩みます。最初に口に入れたお味噌汁は三つ葉やピンクと白のお麩が入っていて、ふわっと柚子の香りが。さば味噌煮は、やわらかな甘みで塩辛すぎず、それでいてご飯が進む味付け。付け合わせのキャベツはよく見る千切りキャベツではなく、太めに切られごま油と黒胡椒が絡んでいて箸が止まりません。ここまでくるともう次のおかずを食べるのが楽しみになってくるのですが、味が染みているこんにゃくも漬物もやっぱりおいしい。一つとして無駄なものがなく、それぞれ異なる味、食感、役割がありお互いを引き立てていて、定食ってこういうものなのか、と気付かされた気持ちになりました。

家庭的で健康的な定食を食べ、お腹だけでなく心まで満たされ、そこからたまに元気をもらいたいときは時屋に足を運ぶように。ミニあんみつやどら焼きも楽しめるセットを見つけてからは、小どら焼き生クリームのせを食後に頼むようになりました。お手本のようなビジュアルのふかふかのどら焼きと生クリームは間違いない組み合わせで、温かいお茶と一緒に食べるとこれまた癒されます。藤子・F・不二雄が通ったことから、こちらのどら焼きが『ドラえもん』のどら焼きのモデルという逸話があることでも有名だと知ったのはあとになってからの話。

東京の真ん中にひっそりと佇む時屋。いろんな意味で私を救ってくれ支えてくれた、いつまでもそこにあってほしいお店です。もし訪れた際は、どら焼きだけでなくさば味噌煮定食もぜひ味わってみてください。

時屋
http://www.tokiya.co.jp/
新宿西口ハルク 時屋
https://www.odakyu-sc.com/odakyu-halc/shop/list/?id=848

@職人.com

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2023/4/22

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