WWDジャパンのインスタグラム(wwd_jp) - 5月8日 12時00分


インタビュー:業界人も通う横浜・白楽の古書店「ツイードブックス」

横浜・白楽に店を構える「ツイードブックス(Tweed Books)」は、哲学、文学、民藝から写真、アートまで、さまざまなジャンルが並ぶ古本屋だ。店主がファッション好きなことから、ファッションフォトグラファーの作品集やメゾンブランドのカタログ、ニッチな雑誌のバックナンバーも扱い、業界人やクリエイターの客も多い。同店を営む細川克己さんは、日本でも指折りの売り上げを誇る新刊書店を経て、2014年にこの店を開いた。デジタル全盛の今、真逆の存在とも言える古本屋を営む理由とは。最後におすすめの雑誌・書籍も選んでもらった。

WWD:古本屋を始めた理由は?

細川:もともと出版社に勤務したのですが、人間関係で悩み、自分で店をスタートさせました。最初にアルバイトで入った東京駅の新刊書店は、1日300万円くらい売り上げる人気店。一方今は年に1回はマズイ時期があるくらいギリギリです(笑)。でも、それも含めて面白い商いです。

WWD:新刊書店にない古本屋の面白さは?

細川:お客さんが店を作ることでしょうか。古本屋って、最初は店主の知識がそのまま品ぞろえに反映される。でも、もちろんそれだけじゃ売れないから、お客さんの反応を見てラインアップを変えていくんです。例えばウチの服飾はメンズのドレス系が多かったけど、今は2000年代以降のモード関連を積極的に置いているし、園芸や料理には全く興味がなかったのに、お客さんがよく読むから今では入り口にコーナーを設けています。自分の知識も広がって、一緒に成長する感覚です。ただ、売りだけを意識しては、自分で店をやる意味がない。面白いと思うものをブラさず、いかにアップデートしていくかが大事ですね。

WWD:細川さんの“譲れないもの”とは?

細川:分かりにくさから逃げないことかな。キャッチーな要素は大事だけど、自分で掘り下げたり、対峙したりするからこそ、忘れられない体験になることも多い。この店で言えば、動線に合わせて目を引く本を置きつつ、その横に少しだけ関連する本を並べたり、真逆のことを言っている本を持ってきたり。そういう面白味があると、もう一回訪れたいと思ってくれるかなと。あと、古本屋は新刊書店と異なり、同じタイトルの在庫を持たないから、1冊売れると並びが常に変わる。購入いただいたら、店全体のレイアウトを見直します。

インタビュー全文は @WWDジャパン プロフィールのリンクから

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2023/5/8

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