鎧塚俊彦さんのインスタグラム写真 - (鎧塚俊彦Instagram)「「昨年11月、国は生乳の生産抑制のための緊急支援事業を発表、牛を早期淘汰した場合、1頭あたり15万円の助成金を国が交付するというものでした。これにより4万頭の削減を目指している。」   牛乳とバターの過不足について私は疑問とそして今回の処置にたいして強い憤りを感じています。 動物愛護の観点からはまたいずれお話しますが。まずは乳の安定供給の観点から。 2014年頃のバター不足から国による牛乳の増産計画がなされ増産効果が出てきたのが2019年。ところが新型コロナウィルスの流行。2020年4月の緊急事態宣言を境に牛乳・乳飲料の業務用需要は大きくダウン。生乳廃棄の危機が生じやすくなってしまいます。 そして2022年11月28日に北海道農協酪農・畜産対策本部委員会が2023年度の道内生乳生産量を22年度比2.2%に迎える事を発表。そして上記の緊急支援事業。 酪農家の皆様にとって生乳減産とは収入が減ってしまう事に直結します。また一度減産してしまうと次の増産する事になった場合、乳牛の種付けから搾乳開始まで約3年の期間を要しすぐに増産出来ません。 供給バランスが崩れ減産せざるを得ない→一度減産すると増産には期間を要する→また情勢が変わり増産に踏み切る。 過去にもこの様なサイクルを繰り返し生乳廃棄の危機やバター不足を起こしています。 では減産が決まった今、数年後にまたバター不足を起こす事は無いのか。 酪農家の皆さんや乳業メーカーの皆さんに問い合わせた所 「数年後にバター不足になる可能性は高い」との答えです。なぜ毎回牛乳よりもバターが不足するのかというとバターは牛乳と違い海外から輸入出来るので生乳が少なくなると牛乳が優先されバターが不足し私達菓子職人が窮地に追い込まれます。 それならば生乳が余っている今。冷凍保存出来るバターを作り保存すれば良いのでは? この問いに乳業メーカーは一様に「バターを作ると同時に脱脂粉乳が出ます。この脱脂粉乳が使い道があまりなく既に大量に国内に備蓄されている為、バターも作れない。」と答えます。しかし毎年750トンもの脱脂粉乳が輸入され続けています。 こんな不可解な現実をどうして頭の良い官僚の皆様やホクレンの皆さんは気付かないのか?。いえ気付かない訳はありません。 私個人の意見ですがこの矛盾にはカレント・アクセスが関与していると思います。 多国間貿易交渉における国際約束に基づき毎年生乳換算で約137千トンの指定乳製品を輸入する事になっています。 農林水産省はこれを乳製品の国内での安定供給の為としていますが私にはこの国際約束がむしろ国内の乳の安定供給と酪農家の生活を乱している様に思えてなりません。 #toshiyoroizuka #トシヨロイヅカ #鎧塚俊彦 #酪農 #カレントアクセス #バター不足」5月19日 16時46分 - toshiyoroizuka

鎧塚俊彦のインスタグラム(toshiyoroizuka) - 5月19日 16時46分


「昨年11月、国は生乳の生産抑制のための緊急支援事業を発表、牛を早期淘汰した場合、1頭あたり15万円の助成金を国が交付するというものでした。これにより4万頭の削減を目指している。」

牛乳とバターの過不足について私は疑問とそして今回の処置にたいして強い憤りを感じています。
動物愛護の観点からはまたいずれお話しますが。まずは乳の安定供給の観点から。
2014年頃のバター不足から国による牛乳の増産計画がなされ増産効果が出てきたのが2019年。ところが新型コロナウィルスの流行。2020年4月の緊急事態宣言を境に牛乳・乳飲料の業務用需要は大きくダウン。生乳廃棄の危機が生じやすくなってしまいます。
そして2022年11月28日に北海道農協酪農・畜産対策本部委員会が2023年度の道内生乳生産量を22年度比2.2%に迎える事を発表。そして上記の緊急支援事業。
酪農家の皆様にとって生乳減産とは収入が減ってしまう事に直結します。また一度減産してしまうと次の増産する事になった場合、乳牛の種付けから搾乳開始まで約3年の期間を要しすぐに増産出来ません。
供給バランスが崩れ減産せざるを得ない→一度減産すると増産には期間を要する→また情勢が変わり増産に踏み切る。
過去にもこの様なサイクルを繰り返し生乳廃棄の危機やバター不足を起こしています。
では減産が決まった今、数年後にまたバター不足を起こす事は無いのか。
酪農家の皆さんや乳業メーカーの皆さんに問い合わせた所
「数年後にバター不足になる可能性は高い」との答えです。なぜ毎回牛乳よりもバターが不足するのかというとバターは牛乳と違い海外から輸入出来るので生乳が少なくなると牛乳が優先されバターが不足し私達菓子職人が窮地に追い込まれます。
それならば生乳が余っている今。冷凍保存出来るバターを作り保存すれば良いのでは?
この問いに乳業メーカーは一様に「バターを作ると同時に脱脂粉乳が出ます。この脱脂粉乳が使い道があまりなく既に大量に国内に備蓄されている為、バターも作れない。」と答えます。しかし毎年750トンもの脱脂粉乳が輸入され続けています。
こんな不可解な現実をどうして頭の良い官僚の皆様やホクレンの皆さんは気付かないのか?。いえ気付かない訳はありません。
私個人の意見ですがこの矛盾にはカレント・アクセスが関与していると思います。
多国間貿易交渉における国際約束に基づき毎年生乳換算で約137千トンの指定乳製品を輸入する事になっています。
農林水産省はこれを乳製品の国内での安定供給の為としていますが私にはこの国際約束がむしろ国内の乳の安定供給と酪農家の生活を乱している様に思えてなりません。
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2023/5/19

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