WWDジャパンのインスタグラム(wwd_jp) - 6月2日 21時11分
インタビュー:大竹伸朗に聞く道後温泉アートのパワー 湧き上がる熱気が観る者を魅了する【ファッション&ビューティパトロール】
「I♥湯」「ニューシャネル」「宇和島駅」――。アートファンならずとも見覚えがあるこのワードセンスと独特のフォントは、画家、大竹伸朗によるもの。愛媛県宇和島市に居を移して35年になる大竹の作品は、絵画、版画、彫刻、インスタレーション、映像、絵本、音楽、エッセイなど、実に多彩だ。その全てがパワフルでエネルギッシュ。さまざまな素材と情報をコラージュし、観る者を圧倒する。大竹は現在、愛媛県美術館で「大竹伸朗展」(7月2日まで)を開催しており、同じく愛媛・道後温泉の保存修理工事で本館を覆うテント膜のアート「熱景/NETSU-KEI」(10月末までを予定)も担当している。大竹がアートに込めた熱気とは?
――1988年に宇和島に拠点を移し、それまで住んでいた東京や外国(ニューヨーク、香港、ロンドン、ナイロビなど)と、制作に対する気持ちの変化はありましたか?
大竹伸朗(以下、大竹):都会にいるといろんな価値観の人が大勢いるから、自分の欲求がガス抜きされる感覚に陥ってしまうんです。何かを作るときは、周囲を遮断して、ひとりになる状況がやっぱり必要になるというかね。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうじゃないですか。楽しさというのはある意味危険で、都会は面白いことや誘惑が多いから、情報がなるべく入らない場所が必要でした。後悔しない日々を過ごすためには、自分を追い込める状況を作らないと難しい。優先順位の話ではあるけど、自分にとっては作品を作れることが一番の幸せだったんです。
――道後温泉の「熱景/NETSU-KEI」のテーマは、“水・熱・光、また人や街の生み出すあらゆる「エネルギー」”です。大竹さんが道後から感じたエネルギーについて、改めて教えてください。
大竹:温泉には、マグマから生まれる地球の根源と繋がるイメージがありました。だからオファーを受けたときに、道後のエネルギーと人のエネルギーをテーマにしようというのは、すぐに決まったんです。そのエネルギーを月や太陽、雷など、自然のモチーフで表現しました。そのパワーを伝えたいんです。
インタビュー全文は @WWDジャパン プロフィールのリンクから
PHOTO:HIROAKI ZENKE
#大竹伸朗展#大竹伸朗#道後温泉#道後温泉アート#愛媛県宇和島市#愛媛県#絵画#版画#彫刻#インスタレーション#アーティスト#画家
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
797
0
2023/6/2