職人.comさんのインスタグラム写真 - (職人.comInstagram)「【いぐさとフィトンチッド】  現在、銀座ショールームと若松ショールームでは、いぐさを編んで作られた須浪亨商店の新聞かごを展示しています。店内はほのかにいぐさの香りが漂い、懐かしいような心地よい香りに癒やされています。  いぐさの正式名称は「イ(藺)」という1文字で、別名は「トウシンソウ(燈芯草)」。かつて油で灯りをとっていたころに、その花茎の燈芯として使用されていたことに由来します。いぐさといえばもちろん畳が一般的なイメージですが、茎はちまきを笹で結わえたり、帽子や枕素材としても使用されており、栄養豊富なスーパーフードとして青汁やアイスクリームなどにもなっています。  畳は大陸文化の影響を受けずに、多湿な気候と独自の感性や美意識の中で生み出された日本固有のものです。厚みのある畳は、東大寺の正倉院にある奈良時代の聖武天皇が使用した「御床畳」がルーツといわれています。『古事記』にも出てくる畳という言葉は、藁やいぐさなどを編んだ敷物の筵(むしろ)などを「たたむ」から生まれました。いぐさは夏の季語で、収穫期は7月前後、畳表に使用するいぐさは天然粘土を用いた泥染加工をしています。泥染加工は薄い緑色が変色しないように保つだけでなく、香りや光沢を引き出したり、弾力を保ちクッション性を良くするなど、畳の耐久性や美観を保つことができます。  いぐさの香りのリラックス感は芳香成分によるものです。芳香成分は主に、フィトンチッド、ジヒドロアクチニジオリド、α-シペロン、バニリンなど。メインの芳香成分であるフィトンチッドは森林の香りの源で、森林浴の癒やし効果の科学的根拠の一つといわれています。  フィトンチッドは、ロシア語で「フィトン」は植物、「チッド」は殺すという意味の造語です。1930年代に旧ソ連時代にボリス・ペトロビッチ・トーキンという生物学者によって、植物を傷つけるとその周囲にいる細菌などが死ぬ現象を発見したことから命名されました。自由に動き回ることのできない植物が、害虫などの外敵や病原菌に感染しないように自ら身を守るために、殺菌力を持つ揮発性物質を放出します。森の中の空気が、動物の死骸や排泄物などがあっても常に浄化されているのは、このフィトンチッドが持つ消臭効果や脱臭効果によるものです。  フィトンチッドの効果は、副交感神経を刺激して精神を安定させ、解放感や疲労回復、ストレスの解消などをもたらします。また、がん細胞を攻撃して排除する免疫細胞の一つであるNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させる働きもあるといいます。フィトンチッドの作用を持つ木や植物は、製品は私たちの暮らしに深く関わってきました。抗菌・防虫効果があり、耐湿、耐水、耐久、保存性に優れ、家具やキッチン用品などの材料としてさまざまな場所で使用されています。私たちの生活を健康でより豊かなものにしているフィトンチッドをもっと活用していきたいですね。  須浪亨商店 新聞かご https://www.shokunin.com/jp/sunami/shimbun.html 須浪亨商店 いかご https://www.shokunin.com/jp/sunami/ikago.html ショールームのご案内 https://www.shokunin.com/jp/showroom/  参考資料 https://ja.wikipedia.org/wiki/イグサ https://ja.wikipedia.org/wiki/フィトンチッド https://www.forest.rd.pref.gifu.lg.jp/rd/rinsan/9811gr.html  @shokunincom  #職人ドットコム #銀座一丁目 #西陣 #民芸 #民藝 #レトロ建築 #職人ドットコム銀座ショールーム #奥野ビル #奥野ビル205 #銀座アパートメント #銀座1丁目 #名建築 #歴史的建造物 #いぐさ #イグサ #い草 #藺草 #藺 #新聞カゴ #新聞かご #新聞籠 #須浪亨商店 #フィトンチッド #トウシンソウ #燈芯草 #いかご #NK細胞 #ナチュラルキラー細胞 #いぐさの香り #御床畳」6月13日 21時31分 - shokunincom

職人.comのインスタグラム(shokunincom) - 6月13日 21時31分


【いぐさとフィトンチッド】

現在、銀座ショールームと若松ショールームでは、いぐさを編んで作られた須浪亨商店の新聞かごを展示しています。店内はほのかにいぐさの香りが漂い、懐かしいような心地よい香りに癒やされています。

いぐさの正式名称は「イ(藺)」という1文字で、別名は「トウシンソウ(燈芯草)」。かつて油で灯りをとっていたころに、その花茎の燈芯として使用されていたことに由来します。いぐさといえばもちろん畳が一般的なイメージですが、茎はちまきを笹で結わえたり、帽子や枕素材としても使用されており、栄養豊富なスーパーフードとして青汁やアイスクリームなどにもなっています。

畳は大陸文化の影響を受けずに、多湿な気候と独自の感性や美意識の中で生み出された日本固有のものです。厚みのある畳は、東大寺の正倉院にある奈良時代の聖武天皇が使用した「御床畳」がルーツといわれています。『古事記』にも出てくる畳という言葉は、藁やいぐさなどを編んだ敷物の筵(むしろ)などを「たたむ」から生まれました。いぐさは夏の季語で、収穫期は7月前後、畳表に使用するいぐさは天然粘土を用いた泥染加工をしています。泥染加工は薄い緑色が変色しないように保つだけでなく、香りや光沢を引き出したり、弾力を保ちクッション性を良くするなど、畳の耐久性や美観を保つことができます。

いぐさの香りのリラックス感は芳香成分によるものです。芳香成分は主に、フィトンチッド、ジヒドロアクチニジオリド、α-シペロン、バニリンなど。メインの芳香成分であるフィトンチッドは森林の香りの源で、森林浴の癒やし効果の科学的根拠の一つといわれています。

フィトンチッドは、ロシア語で「フィトン」は植物、「チッド」は殺すという意味の造語です。1930年代に旧ソ連時代にボリス・ペトロビッチ・トーキンという生物学者によって、植物を傷つけるとその周囲にいる細菌などが死ぬ現象を発見したことから命名されました。自由に動き回ることのできない植物が、害虫などの外敵や病原菌に感染しないように自ら身を守るために、殺菌力を持つ揮発性物質を放出します。森の中の空気が、動物の死骸や排泄物などがあっても常に浄化されているのは、このフィトンチッドが持つ消臭効果や脱臭効果によるものです。

フィトンチッドの効果は、副交感神経を刺激して精神を安定させ、解放感や疲労回復、ストレスの解消などをもたらします。また、がん細胞を攻撃して排除する免疫細胞の一つであるNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させる働きもあるといいます。フィトンチッドの作用を持つ木や植物は、製品は私たちの暮らしに深く関わってきました。抗菌・防虫効果があり、耐湿、耐水、耐久、保存性に優れ、家具やキッチン用品などの材料としてさまざまな場所で使用されています。私たちの生活を健康でより豊かなものにしているフィトンチッドをもっと活用していきたいですね。

須浪亨商店 新聞かご
https://www.shokunin.com/jp/sunami/shimbun.html
須浪亨商店 いかご
https://www.shokunin.com/jp/sunami/ikago.html
ショールームのご案内
https://www.shokunin.com/jp/showroom/

参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/イグサ
https://ja.wikipedia.org/wiki/フィトンチッド
https://www.forest.rd.pref.gifu.lg.jp/rd/rinsan/9811gr.html

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2023/6/13

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