GooFのインスタグラム(goof_shimura_soffet) - 7月4日 12時57分



KOGANEI MUSIC JAM 2023〜YoYo the "Pianoman" 10th Anniversary〜

その①

小金井市でやる音楽イベントにGooFソロとして出てくれないか、とYoYoに声をかけていただき、7月2日KOGANEI MUSIC JAM 2023〜YoYo the "Pianoman" 10th Anniversary〜に出演しました。

イベントでは僕のソロとしての時間を設け、YoYo the "Pianoman"の演奏でSOFFetを歌う、というもの。
この形は活動休止以来なく、ライブ当日まで色々なことを考える時間をくれた。
想像もしなかったその瞬間が近づけば近づくほど心象落ち着かせるのが精一杯でもあった。

SOFFetとは、僕とYoYoで歌い完成するもの。
SOFFetとは1995年から2人で魂を削って創ってきた自分の子供のようなもの。
だからこそ形が変わったあの時から今まで、僕のソロ名義でSOFFetを歌う事はしてこなかった。

それは僕の中でのケジメであり、SOFFetはいつかまた2人でやればいいこと、と決めていたから。

とはいえ、僕は音楽を、SOFFetを生活の中心に20年間プロとして活動してきた。
待っている人がいることが分かっているのにも関わらず、SOFFetの曲を歌えないことがずっとすごく悲しかった。

その葛藤と僕の気持ちを全て回収してくれるかのように、この音楽イベントを通じYoYoが扉を開けてくれた。

ステージ袖、YoYoがピアノを弾く後ろ姿を眺めながら、出番を待つ。
その姿に喉が詰まり、声が震える感覚を振り払ってステージに飛び出した。

ライブの感覚は覚えてる。
音に身を委ると、舌と体は自然に転がり始める。

目の前にはファンのみんなの顔と時代時々のSOFFetのタオルが飛び込んできた。
二階席を見上げれば家族や友人がいて、顔馴染みのアーティストの姿もある。

ステージ脇では映像出しをしている涼平もいた。
楽屋には甲賀さんや田中さんの姿もあった。
楽屋やステージから見たこの日の景色はいつかのあの時と同じ光景だ。

僕の原風景だった。

アンリアレイジで働き始め、グループ会社のAZも立ち上げ、音楽の第一線を退いても自分の人生をかけたいと思うものに出逢い、覚悟を決めあたらしい世界に飛び込んだ。

それも長い月日が流れた。

そんな僕の極端な身の振り方に、何も分かっていないような事を色々言うやつもいた。
でもそれは間違ってはいないこと。
だけど彼らに僕の本当の気持ちやYoYoの気持ちを細かく説明する気もなかった。
人は人、僕らは僕らと割り切っていた反面、ステージを目の前にすると不安な気持ちもある、みんなどんな気持ちで僕のステージを見るのか、と。

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2023/7/4

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