高山沙織のインスタグラム(saotvos) - 7月14日 12時00分


【最長片道切符の旅 振り返り♯3】

こんにちはアンドロイドのお姉さんです。
最長片道切符3日目、本日もでっかい北海道を鉄道で移動していきます。
今回のルートは道東を南北に結ぶ釧網線。

釧網本線の主要駅の一つで、廃線となってしまった標津線の起点駅 標津(しべちゃ)駅から現在、北海道唯一のSLである「SL冬の湿原号」に乗車していきます。

その名の通り冬の時期にしか走らないSL(蒸気機関車)で、観光客にもとにかく人気。チケットも争奪戦なのですが、前日に奇跡的に1席だけチケットが取れました。
だって雪の中を黒い煙を吐き出しながら進むSL絶対かっこいいですもんね。

ただ、標茶駅には転車台がないので機関車を後ろ向きに接続しバッグの状態で釧路方面に向かっていくのです。バックしながらSLが走るというのも個人的には面白くて好きなのですが、やはり見栄えがあれになってしまうのでかっこ よくSLを撮影したいなら釧路駅から標茶駅に向かう往路の時に撮影するのが良さそうですね。

客車は2023年にフルリニューアルが完了したということでピカピカ!
ちなみにこの日は本当に満席だったので ボックス席も相席になります
3.4号車はSLらしいだるまストーブが 搭載された”ストーブカー ”
ここでスルメとかを炙って食べることもできます。

2号車が”カフェカー”いわゆる売店ですね。
お酒やおつまみが売ってます。

車内にはもちろんトイレもあります。事前情報では和式と聞いていたんですが、トイレもリニューアルされたみたいで綺麗。

出発時刻の 14時になったので列車は出発します。

駅では標茶町のゆるキャラもお見送りしてくれます。
寒い中でも町全体がSLで盛り上がってるようなそんな活気があってよかったです。

SL冬の湿原号で使用されているのはC11型の蒸気機関車。
最高時速85キロで走ることも可能なようですが、今回はバック運転をしているため最高時速は45キロに制限されます。
列車は標茶ー釧路間 48.1kmをゆっくり1時間42分かけて運転していきます。

車窓を眺めていると早速シカと遭遇しました
近くにいたおじさんが北海道の鹿の顔が一番可愛いと言ってましたが本当でしょうか?

そして列車は茅沼駅に到着。
ここは日本で唯一 丹頂鶴がやってくる駅として有名です。現在は無人駅の茅沼駅ですが国鉄時代 茅沼駅に駅員がいた頃、当時の駅長が丹頂に餌付けをしそれが代々駅員に引き継がれ、冬の時期は丹頂が来るようになったのです。
それにしてもタンチョウめっちゃいます 。

そうして列車は茅沼駅を出発しました。
ここでは 丹頂たちを驚かせないように出発の汽笛はなしです。

そして列車は日本最大の湿原である釧路湿原に入っていきます。
その大きさは約2万8千ヘクタール。東京23区がすっぽり収まってしまうほどの面積を有しています。

現在 釧路湿原がある場所はかつて海だったのだそう。
そこに泥や砂がたまって、約3000年前に現在のような湿原が出現したらしいです 。
通過した釧路川にはカヌーを楽しむ人たちの姿が。
きっとSLが通るから待ち伏せして待ってたみたい。
寒そうだけど楽しそうです。

そういえば、カフェカー買っておいたスルメをだるまストーブで焼こうと思ったのですが、ストーブでのスルメの正しい焼き方が分からず困っていたらおじさんが教えてくれました。焼いている時には目を離したらいけないらしいです。すぐ焦げちゃうらしい。

そんなレクチャー受けたもんだからストーブ周りにいたお客さんみんな私のスルメの焼き具合を気にかけてくれていました(笑)
そして 一人だと量が多いのでストーブ周りの人に少し振る舞いました。

炙ったスルメは美味しいし、この人とのふれあいも含めて最高でした。

そんなことをしているといつのまにかもう釧路の街です

最後に釧路川を渡って釧路駅に到着するのですが、その川岸にめちゃめちゃ撮り鉄がいました。 寒い中SLを取るために待機してたんでしょうね。お疲れ様です。

そして1時間42分の旅が終わり 釧路駅に到着 いやーあっという間でしたね
JR北海道の経営難によりたびたび廃止が検討されてきましたが、人々に愛されている SL長く続いて欲しいなぁと思いますね。
というわけで最長片道切符の旅は釧路駅までやってきました。 さすが道東最大の駅釧路駅。駅舎が立派です。

と言うわけで、次回は夕日が綺麗な釧路の街に繰り出してみようと思います。


[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)

>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する

2,592

34

2023/7/14

高山沙織を見た方におすすめの有名人