田添菜穂子のインスタグラム(nahokotazoe) - 7月15日 00時56分

今日は南北朝鮮の平和に想いを馳せて、DMZ（Demilitarized Zone 非武装地帯)ツアーに参加してきました。
本当はパンムンジョム（板門店）に行きたかったのですが、コロナ禍以降北朝鮮が許可せず、パンムンジョムツアーは休止とのこと。
DMZツアーも北朝鮮がミサイルを撃つ日は休止になったりするとのことでしたが、今日は予定通りの決行となりました。

雨の日はミサイルは撃たないのでツアーは開催されるそうですが、霧が濃すぎて、本来なら北朝鮮のケソン（開城）工業団地や村が見られるトラチョンマンデ（都羅展望台）からは何も見えず、残念でした。

それでも、朝鮮戦争の激しさを物語る銃弾の穴だらけの当時の汽車の展示や、ビデオ、ジオラマたくさんの資料館での資料、そしてガイドのリさんとチョーさんの渾身の説明で、朝鮮戦争の3年間の混乱と凄まじさの詳細、南北に離散した家族の悲しみ、今に続く統一への悲願を感じることができました。

北朝鮮が韓国を攻めようと境界線を越えて地下を掘り、脱北者により韓国側が知り突き止めた第3地下トンネルは、現在では、ツアー客は入ることができ、私も許可されている、北朝鮮との軍事境界線まであと170mのところまで歩いてきました。
スマホほか、水以外の手荷物はあらかじめロッカーに入れるよう決まっているので、撮影などはできませんでしたが、ダイナマイトを入れる穴や印が生々しく残る狭い道でした。

ガイドのリさんが、「日本で関東と関西が互いに行き来ができない違う国になってしまったらどう思いますか？信じられないし、つらいことでしょう？」と話されて、実は前にも同じ形容を聞いたことはあったのですが、今回全ての説明を聞いた後に、そのつらさを私の中でよりリアルに実感、痛感したのでした、、、

たった半日のツアーでしたが、教科書や日頃のニュースで見聞きしていたことではわからなかった空気感や視点に気付くことができ、本当に貴重な体験でした。

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