高野寛のインスタグラム(takano_hiroshi) - 7月16日 21時53分
ナタリーワイズ京都ライブの日がちょうど祇園祭の宵山だったので、午前中に四条烏丸のあたりに行ってみたけど、とにかく混んでいて早々に引き返した。コロナ制限解除後初のお祭りが三連休、そりゃ無理もない。
ところが10年間京都精華大に通い続けた結果、祇園祭の風景にもまったくときめきがないことに気づく。京都にはまだ住んだことがないけど、定宿のホテルがあったこの近辺の景色は10年間見続けてきた。祭りの準備が始まって、お囃子の練習が始まる頃が一番ワクワクした。
親が転勤族だったので、子供の頃は5年以上同じ家に住んだことがなかった。新しく移り住んだまちの祭りはどこも個性的で、友達が大盛り上がりしている中、自分だけが社会見学している気分だった。
僕には「故郷」がないのかもしれない。東京での生活が、子供の頃過ごした静岡での年月を遥かに上回ってだいぶ経つ。
そして京都は、住んだことはなくても何かと縁のある街。祇園祭が日常の光景に見えたこと、音楽を続けていればその縁がずっと続くこと、そのことが少し嬉しかった。
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
843
2
2023/7/16