職人.comさんのインスタグラム写真 - (職人.comInstagram)「【ちろりと燗酒】  先日、オーストラリアのメルボルンで行われた「日本酒フェスティバル」のニュースを見ました。日本円にして約6600円のチケットは完売、2日間でおよそ3000人が詰めかけたイベントで人気だった飲み方が、「熱燗」だったそうです。  お米から作られている日本酒は、温めることでお米本来の甘みやうまみが引き出され、アルコールの角が取れて、ふくらみのある柔らかい口当たりになります。温めた日本酒の「燗酒(かんざけ)」は、温度によって味わいが変わってくるのも魅力です。  「熱燗」は、燗酒の中でも50℃~55℃前後の温度にしたもので、味わいや香りが一層シャープになり、すっきりとした辛口の本醸造酒におすすめ。「上燗」は、日本酒の温度を45℃~50℃にすることで、引き締まった香りを感じ、味わいにふくらみが出ます。うまみやコクの強い、純米酒や本醸造酒に向いています。上燗よりも一段階温度が低い「ぬる燗」は、香りがよく引き立つ約40℃の熱くない飲み口。華やかでフレッシュ、繊細な味わいの吟醸酒に適しています。さらに温度が低い「人肌燗」は、35℃~40℃の触ると温かい程度の温度。米や麹の良い香りが楽しめるため、フルーティーで華やかな大吟醸酒や吟醸酒でもお楽しみいただけます。ほかにも、55℃前後で飲む「とびきり燗」、30℃程度で飲む「日向燗」などがあります。ご自身の好みやお酒の種類に合わせて、ぜひおいしい温度を見つけてみてください。  燗をつけるのにおすすめの酒器が、熱伝導性の良い錫の特性を生かした能作のちろりです。ちろりとは、日本酒を温めるための酒器のことを指し、取っ手と注ぎ口が付いた筒型の酒器に日本酒を注ぎ、お湯の中で温めることでお好みの燗酒を作ることができます。ちろりの由来や語源はよく分かっていませんが、中国から伝わり、江戸時代後期にはすでに使用されていたと考えられています。  最後にちろりを使った燗酒の作り方をご紹介いたします。 1. ちろりに日本酒を注ぎます。 2. 鍋に80℃程度のお湯を準備します。 3. ちろりを湯煎にかけ、日本酒がお好みの温度になるまで温めます。温度計があると便利です。  アルコールは78℃で沸騰するため、80℃程度のお湯につけて温めることで、沸騰したお湯につけるよりも風味がまろやかになり、香りを残したままアルコールの刺激が軽減されます。錫100%でできた能作のちろりは、まろやかな口当たりを楽しめ、常温でもしばらく入れておくだけで、味の変化が感じられるので、ピッチャーとしてもお使いいただけます。  錫は古来より「錫の器に入れた水は腐らない」「お酒の雑味が抜けてまろやかになる」などといわれ、酒器や茶器などに用いられてきた金属です。錫100%のちろりとお気に入りの日本酒で、ご家族やご友人と楽しく乾杯してみてはいかがでしょうか?  能作 本錫の酒器 https://www.shokunin.com/jp/nousaku/shuki.html  参考資料 https://www.youtube.com/watch?v=IbWcba6PFZc https://www.nousaku.co.jp/product/column-kanzake/ https://kotobank.jp/word/%E3%81%A1%E3%82%8D%E3%82%8A-569809 https://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/sake/type/type01.html  @shokunincom  #職人ドットコム #京都市 #上京区 #中京区 #西陣 #キッチン用品 #調理道具 #調理器具 #料理道具 #台所道具 #手仕事 #暮らしの道具 #暮らしを楽しむ #能作 #のうさく  #ちろり #チロリ #酒器 #錫の酒器 #錫のちろり #ちろりと燗酒 #燗酒 #かんざけ #ぬる燗 #熱燗 #上燗 #人肌燗 #とびきり燗 #人肌燗」8月1日 23時24分 - shokunincom

職人.comのインスタグラム(shokunincom) - 8月1日 23時24分


【ちろりと燗酒】

先日、オーストラリアのメルボルンで行われた「日本酒フェスティバル」のニュースを見ました。日本円にして約6600円のチケットは完売、2日間でおよそ3000人が詰めかけたイベントで人気だった飲み方が、「熱燗」だったそうです。

お米から作られている日本酒は、温めることでお米本来の甘みやうまみが引き出され、アルコールの角が取れて、ふくらみのある柔らかい口当たりになります。温めた日本酒の「燗酒(かんざけ)」は、温度によって味わいが変わってくるのも魅力です。

「熱燗」は、燗酒の中でも50℃~55℃前後の温度にしたもので、味わいや香りが一層シャープになり、すっきりとした辛口の本醸造酒におすすめ。「上燗」は、日本酒の温度を45℃~50℃にすることで、引き締まった香りを感じ、味わいにふくらみが出ます。うまみやコクの強い、純米酒や本醸造酒に向いています。上燗よりも一段階温度が低い「ぬる燗」は、香りがよく引き立つ約40℃の熱くない飲み口。華やかでフレッシュ、繊細な味わいの吟醸酒に適しています。さらに温度が低い「人肌燗」は、35℃~40℃の触ると温かい程度の温度。米や麹の良い香りが楽しめるため、フルーティーで華やかな大吟醸酒や吟醸酒でもお楽しみいただけます。ほかにも、55℃前後で飲む「とびきり燗」、30℃程度で飲む「日向燗」などがあります。ご自身の好みやお酒の種類に合わせて、ぜひおいしい温度を見つけてみてください。

燗をつけるのにおすすめの酒器が、熱伝導性の良い錫の特性を生かした能作のちろりです。ちろりとは、日本酒を温めるための酒器のことを指し、取っ手と注ぎ口が付いた筒型の酒器に日本酒を注ぎ、お湯の中で温めることでお好みの燗酒を作ることができます。ちろりの由来や語源はよく分かっていませんが、中国から伝わり、江戸時代後期にはすでに使用されていたと考えられています。

最後にちろりを使った燗酒の作り方をご紹介いたします。
1. ちろりに日本酒を注ぎます。
2. 鍋に80℃程度のお湯を準備します。
3. ちろりを湯煎にかけ、日本酒がお好みの温度になるまで温めます。温度計があると便利です。

アルコールは78℃で沸騰するため、80℃程度のお湯につけて温めることで、沸騰したお湯につけるよりも風味がまろやかになり、香りを残したままアルコールの刺激が軽減されます。錫100%でできた能作のちろりは、まろやかな口当たりを楽しめ、常温でもしばらく入れておくだけで、味の変化が感じられるので、ピッチャーとしてもお使いいただけます。

錫は古来より「錫の器に入れた水は腐らない」「お酒の雑味が抜けてまろやかになる」などといわれ、酒器や茶器などに用いられてきた金属です。錫100%のちろりとお気に入りの日本酒で、ご家族やご友人と楽しく乾杯してみてはいかがでしょうか?

能作 本錫の酒器
https://www.shokunin.com/jp/nousaku/shuki.html

参考資料
https://www.youtube.com/watch?v=IbWcba6PFZc
https://www.nousaku.co.jp/product/column-kanzake/
https://kotobank.jp/word/%E3%81%A1%E3%82%8D%E3%82%8A-569809
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2023/8/1

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