VOGUE JAPANのインスタグラム(voguejapan) - 8月6日 10時00分

眩暈のような恋。記憶に刻まれる愛。とあるひとつのフレグランスが鍵となる、作家#川上未映子 書き下ろしのショートストーリーをここに公開。

「匂いというのは、眩暈とおなじだとメイが思うのは、こんなとき。その瞬間は、たとえば青い影がひんやりしているエレベーターに足を踏み入れたときにも、ウィンドウに飾られた洋服の美しさに惹かれて大きなガラスの扉をあけたときときにも、訪れる。

そこにいる誰かから匂いたっている、あるいは、さっきまでそこにいた誰かが残していった香りが鼻腔に届いたそのとき、まるで眩暈におそわれるように、体と心の、つまりメイのすべてが大きく揺れて、思わず息を止めてしまうのだ。」

続きはプロフィールのリンクより。

Story @川上未映子
Photography @e__n__d__
Props @nazzzzna
Styling @chie_atsumi
Lighting Direction @jin__yoshimura
Text @suntaning

#香水 #ショートストーリー #フレグランス

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