陽月華のインスタグラム(hizukihana_official) - 8月6日 20時56分

☆

どうしちゃったのかしら。わたし。
朝の7時半から
さんぽに出かけているの。

緊張を伴う濃いぃ一日を経て
まちがいなく抜け殻になるだろう。
という、経験に基づく予想にびっくり反している。

自分で自分におどろいちゃう。

＊＊＊

朝のおさんぽは
宝塚に来たらやりたかったことのひとつ。

私にとって宝塚の地での姉のような母のような
まるで実家のような存在のシルビアのたづさんとみちよさん。

Instagram @silvia_takarazuka での朝のさんぽの様子を見ていて
一緒に歩きたいなあと思っていた。
昨夜の二次会もまあまあ深い時間までだったのに 行こうよー！とお願いした。
私も行きたーいと同期の綾花ちかちゃん。 @ayachika86

たづさんとみちよさんとの出会いの縁をつないでくれたのは綾花ちかちゃん。

出会いはなんと
音楽学校の入寮前のガイダンス期間。
入寮前だったので、寮生希望者はそれまで各々宿泊場所を確保するのだけど、
ただただタカラヅカに夢中の、寝ても覚めてもタカラヅカ、ミーハー箱推しの女子高生ヅカファンだった私。生息地は東京日比谷。
若さゆえの無敵感と勢いでここまで来たけども、
関西に頼れる人はいなかったし、
合格後このような期間があることすら知らなかったため、気づいた時には近隣の宿泊施設は、たしかもうとれなかった。それか、今思えばうちの母が数日でも一人でホテル暮らしをさせるのは心配だったのか。とにかくどうしよう…という状況。

そこで手を差し伸べてくれたのが
同じバレエ教室・大滝愛子バレエ・アートから一緒に合格した綾花ちかちゃんだった。

前からお知り合いだったという元宝塚歌劇団星組の孝まりおさんのお宅に泊まらせてもらうということで、私も一緒に泊まらせてもらった。

お花畑の初登校から
厳しい現実に呆然と下校してきた我ら。

ある程度していた想像をゆうに越える
今から精進することになる厳しい現実。

見事な高低差のあの日のあの表情を見たのが
たづさんとみちよさんである。
げっそり帰ってきた私がやっと発した一言が
「…水 のみたい。」
かわいそうっ！笑！
それをよく覚えているらしい。
(誤解のないよう言っておきますが、水は飲めます。水を飲むという事を忘れるくらい目まぐるしいカルチャーショックの一日でした。笑)

それからというもの
人間的にも未熟で、今からでもスパーンと後頭部を引っ叩きにいきたいほど失礼ぶっこきまくりーぬの私を、おおらかに見守ってくれたおふたり。
一緒に喜んでくれて、一緒に泣いてくれた。

そんなみんなで朝のおさんぽ。
あさんぽ。

宝塚南口のお店から宝塚本駅。
花の道、劇場前、楽屋口、なつかしい旧音楽学校。

ファミリーランドはなくなり、マンションがいっぱい。知らないお店も増えたけど
変わらないまち宝塚。

ちょうど時間的に
登校する音楽学校生や
楽屋入りする歌劇団の生徒に出会う。

変わらない理由はここかもしれないね。

ウィルキンソン氏が宝塚市で炭酸鉱泉を発見！でおなじみのウィルキンソンの炭酸水。
「天然たんさん水　この下にあり」の石碑があるホテル若水付近にはAllウィルキンソンの自販機。

宝来橋からの大劇場。

現在はどうかわからないけれど
当時は、生徒になると歩けなかった花の道。理由は沿道を歩くお客様より目線が高くなるから。だから歩ける今もちょっと緊張する花の道。卒業したのだと実感する花の道。

花の道の小林一三先生の像にご挨拶。

楽屋口前の大木。
この木の前をいろんな気持ちを抱えて通った。それを見ていた大きな木。

今も美しいツタの絡まる旧音楽学校。
私たち86期生は、予科生の途中で現校舎に移転したので両方でお掃除できたラッ期ー。

あさんぽのわんちゃんたちともごあいさつ。
いつかうちの🐕るんにも
私のだいすきなこのまちを見てもらいたいなあ…と思ったのであります。

さあ。
帰りますか。東京へ。

つづく。

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