浅野真澄のインスタグラム(asano.masumi) - 8月19日 21時43分
まめ日誌:その3
まめちゃんを茨城動物指導センターから病院に運んだ日、私は結局、まめちゃんに会えませんでした。
仕事を終えて家に帰ると、まめちゃんのために用意してあった部屋が、なんだかがらんとして見えました。
パルボウイルスなどを持っている可能性がゼロではないため、我が家の猫たちと最低2週間隔離するべく準備した、日当たりのいい部屋。借りてきたケージやトイレ、食器などなど。連れて帰れるものと思っていたけど、ひどい怪我で、まさか1ヶ月も入院なんて。
まめちゃんの傷を直接見た夫は、ショックを受けていました。あんなになっているとは思わなかったと言うのです。「命は助かりそうなの?」と聞くと「わからない。先生からそういう話はなかった」とのこと。その日は心配で、あまり眠れませんでした。
翌日、私はまめちゃんに会うため、病院に向かいました。体重1300gだというまめちゃん。外でその大きさまで育った子なら、人間に馴れるにはちょっと時間がかかるかも。そう覚悟していたのですが……。
タオルに包まれ、看護師さんに連れてこられたまめちゃんは、なんだかとっても穏やかな表情。今まで、目を閉じてうずくまった写真しか情報がなかったけど、実際会ってみたらとっても美猫ちゃんだなあ。耳を近づけると……わ、ごろごろ喉を鳴らしてる!初対面の私にも、なでてなでて、と寄ってくる。なんて人懐っこいの、そしてなんてかわいいの!
ただ、やっぱり傷の状態は、とてもシビアでした。
先生と直接話せたのはさらにその翌日だったのですが、まめちゃんの足は、左太ももが大きく裂け、骨は折れ、傷はぱっくり開いて膿み、神経は切れてぶらんぶらん。そんな大怪我にもかかわらず、処置するまであまりにも時間が経ちすぎていたため、ここまで悪化してしまったこと。そして、このまま神経がつながらなかった場合、断脚の可能性もあることを説明されました。
「猫は足が一本なくても、さほど不自由なく生きていけますよ」
そうかもしれない。そうかもしれないけど……。私にとっては初めてのことで、なにも言葉が出てきませんでした。
「命は助かりますか?」
「はい、それはおそらく大丈夫だと思います」
ほっと一安心。その言葉が聞けてよかった。
まだ子猫で、体が小さなまめちゃんは、全身麻酔には耐えられません。だから膿んだ傷を治しつつ、まずは体重を増やしていく。そのため、ここ1、2週間で手術するということはありません、と説明されました。
私も、なるべく毎日お見舞いに通って、まめちゃんに「おともだちだよ。いつもそばにいるよ。おうえんしてるよ」ってわかってもらおう。そう思ったのでした。
続く。
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2023/8/19