軍地彩弓のインスタグラム(sayumi7) - 8月27日 10時08分
Floors Yours 「Creator’s Eye 」第一回連載コラム、アップされました。
秋始まるこの時期に買うべきアイテム、クワイエット・ラグジュアリーについて書いてます😊
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『ファションディレクター軍地彩弓のファッション社会学』
第1章
「クワイエット・ラグジュアリー ~長く愛する服の見つけ方」
vol.1
PLAIN PEOPLE のメルトンワンピース
変化することよりも、変化しない価値。
最近話題の「クワイエット・ラグジュアリー」という言葉があります。一見シンプルだけど、高品質な素材で、長年大切にしたいと思わせるアイテムを選ぼう、という傾向です。
各ブランドからも、ベーシックで流行に左右されない服や小物が登場しています。
それらの中には高級素材であるがゆえに、やはり高額なものが多いのも事実です。
ただし、必要なのは“自分にとっての”クワイエット・ラグジュアリーであるかどうかなのです。
そんなときに出会ったのが「PLAIN PEOPLE(プレインピープル)」のメルトン素材のワンピースでした。
もう50代後半、かつて似合っていた服がとっくに似合わなくなっています。
窮屈になったり、動きにくかったり、ちくちくしたり。
若い頃だったら、可愛ければ多少不自由でも着こなしちゃった、あの、えいや!の力がない。
そんなとき見つけた自分の今にすっと寄り添ってくれるワンピース。
生地はカシミアと同等クラスのSuper’140ウール原料を使用した上質なメルトンジャージ素材。
国産です。
滑らかな肌触りにうっとりします。
そして特筆すべきはジャージ仕上げなので、軽いストレッチ感があること。
ちょっと屈んでも、動きまわっても楽ちん、
そしてシワになりにくい。
この素材はPLAIN PEOPLEの定番ですが、プレスの方が「もう、来年は作れないかも...」
とおっしゃるように、貴重なメルトン素材は来年手に入らない可能性も...ということなのです。
丈感もちょうどいい塩梅で。
膝も隠れて、かつ短すぎない。昨年からリバイバルしているロングブーツに合わせてもちょうどいい。
そう、いい服って「ちょうどいい」のです。
心地も見た目も着こなしも、背伸びもせずに今の自分に寄り添ってくれる感じ。
お手入れは、うちに帰ったらちょっとブラッシングして。そうするとメルトンは息を吹き返します。そうやってきっと来年も再来年も着られる服。
長く愛せる服になりそうです。
これに今年はゴールドジュエリーをつけようかな、と思います。
変化のない「クワイエット(静か)なラグジュアリーにこそ、小物やアクセサリーで変化を楽しむ。
黒や赤の色バリエーションも。
誰にでもお勧めできる、素敵な一着を見つけました。
ワンピース
¥53,900
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2023/8/27