楠木杏さんのインスタグラム写真 - (楠木杏Instagram)「祖母が亡くなって1年が経ちましたこの１年はどんな毎日だったかな、とここ数日思い返していたのそして伝えたいこともあってさ、良かったら読んでね☺️ 私は祖母が亡くなった日から数ヶ月以内のことはあまり覚えていないし、今も葬儀の日のことはあまり思い出さないようにしているんだ幸い祖母の写真を撮ることが多かったから、大好きな笑ってる顔の写真を見返す事がとーーーっても多かったなぁ大切なのは呼吸が止まった日じゃなくて、一緒に歩んできたこれまでのひだまりみたいな毎日や愛情を伝えた言葉こそが、それこそが大切だと感じるから。みなさんは【グリーフケア】という言葉を知っていますか？大切な人が亡くなった後の喪失感や痛みから回復するための方法のことです。感情のプロセスを理解して、いま泣き続けてしまうこと、なんで死んだんだ？！と怒ってしまうこと、何の力にもなれなかったのかもしれないと自分を責めてしまうこと、はたまた涙が流せないこと、感情の過程には必ず痛みを癒すための道筋があります。プロセスってなんだかなぁと私も思っていましたが、悲しみや痛みに暮れて辛いシーンばかり思い出してしまうのではなく、生前の声や笑顔をいち早く思い出せるようにしたいと思って始めました。死への解釈ではなく、その時もった感情をしっかりと受け入れて向かい合うこと。自分がどのプロセスにいるか理解すること。『グリーフケア』という言葉を、よかったら検索してみてね！私は、祖母の呼吸が止まったあの日からしばらく、『生きて欲しかった』『もっとなにか出来たのかもしれない』『でも長く闘病して辛かっただろう』『きっといまは楽になっただろう』『でも会いたい、話をしたい』という私の感情→自責→死への解釈→死への価値付け→私の感情、という一連をグルグルしていました。死への解釈をしなければ寂しい感情に潰れそうになると思ったから。でもきっと、寂しいや悲しいだけで泣いたりしてもよかったんだなと今は思います。最近出来るようになったのは、寂しいと感じるときに解釈を付け足さないこと存在が恋しくて喉のあたりや目頭がギュゥッとなったら我慢せず泣いてしまえるようになったこと。心が苦しくなる場面の記憶は思い出さないようにしていること。私はそうやって、少しずつ少しずつ痛みを取っていく作業をしていますグリーフは話を聞いてもらい相談できる機関もあってね、きちんと寄り添ってケアをしてもらえる所もあります。家族や友達に話せないのであればそのようなところにSOSを出すことも出来るんです。でも、私は祖母が亡くなってこれまで、誰かに感情の相談をする事が出来ずにいましたそれは、なぜ私がこんなに悲しんだり泣いてしまったり、寝れなかったり、祖母に会いに行く朝食べていたものは食べれなくなったり、その時聴いていた音楽が聴けなくなったり、そうやって心が指でつついただけで崩れてしまうようになってしまった理由は『祖母が亡くなったから』という説明の言葉を発する事が、そのカッコの部分が声に出して言えなかったから。言葉に詰まってしまうのです。それは１年経った今も同じで、文に出来ても声に出すと言葉に詰まることもあるよ！でも、とても大切な存在だったからこそ、祖母との思い出を誰かに話せるようになりたかったんだ。話すときに泣いてしまうのではなく、笑顔で話せるようになりたかったのだからこそ、自分でできるケアを自分なりにやってきました悲しいニュースが多い近頃だからこそ、みなさんにこのグリーフケアというものを知って欲しい。私のように方法を検索してセルフケアをするやり方もあるけれど、相談できる場所があることを知って、忘れないで欲しい。亡くなった方のご家族、家族同然のパートナー、お友達、知り合い、これからまだこの世で生きていくひとたちのためにも、痛みに飲み込まれてしまうことなく少しでも回復して生前の幸せな記憶で頭を埋め尽くしてほしい私もまだまだ途中なんだけどね！痛いのは一緒に歩んできた愛情の深さの分だけ痛いもんなんだと思いますでも、痛みつづける必要はないです。その愛情の記憶を味方につけて、私たちそれぞれの寿命がくるまで人との縁の根を深く張り巡らせながら歩んでいきましょう。珍しくカラフルじゃないしちょっと真面目な話しちゃったけど、読んでくれてありがとう！更新するまでにもかなり時間かかっちゃった、でも文字にするってそうゆうことよね。私の毎日も、みなさんの毎日もたくさんの愛情で守られますように。実は祖母を想って植えたコスモスの種が芽を出しました🌱💠 かわいすぎる💗 私は今日も元気でいるわよ～！みんなも元気出してね❣️ラブ❣️」8月30日 11時48分