桜花由美さんのインスタグラム写真 - (桜花由美Instagram)「本当は富士山の鉢を回りたかったんだけど、鉢を一周すると1時間以上掛かるみたいなので、断念。 とりあえず頂上に到着出来たのでよしとしよう。  頂上から見る景色は綺麗だった。 いつも見上げている富士山から地上を見下げてるなんて初めての経験だし、頂上まで来れた自分を褒めてあげたい。 私、良く頑張った!  まるで飛行機の中にいるみたい。 飛行機から見える地上だった。 綺麗だなぁ。  山小屋に泊まらず、その日のうちに下山予定だったので、なるべく早く下山しようと思い、30分ほど休憩してすぐ下山開始。  5時半には下り始めた。 下りは砂。 滑る。 山慣れしてる人は走って下りるらしい。 走って下りるなんて怖い。 転げ落ちたらどうするの?!と思いながら、一歩一歩ザッザッザッと滑り落ちない様にストップをしながら下りていく。  登りは少し登るだけで、動悸息切れがしたのに下りは動悸息切れがない。 その分楽だけど、足はパンパン。 砂に足を取られ、何回も転けて尻餅を着いた。  7時過ぎた辺りから真っ暗になった。 真っ暗の中、ヘッドライトと懐中電灯を頼りに砂走りを下りていく。 真っ暗じゃなかったらもうちょっと早く下りれたかもしれないんだけど、暗過ぎて、進むのもゆっくりになる。 砂の中にたまに大きな岩が出てるので、岩につまづかないように慎重に下りていく。  下っている時に、あまりにも暗くて看板を見落とし、途中ルートから外れた事をアプリが教えてくれた。 『ルートから外れました』 そうスマホから聞こえてきた時の絶望感よ。 このまま遭難してしまうのか? 戻った方が良いのか? 道は繋がってるのか? とりあえず地図を見る。 結構下りてきてしまっている。 だけど、ルートではないけど、今歩いている道が7号目で下山ルートに合流出来る事が分かった。 一安心。 とりあえず真っ暗で怖いけど、合流出来ることを信じて進んで行く。  足を止めたらいけない気がして無言で下りていく。 でも、たまに砂で滑ってしまいそのまま尻餅を着き、しばらく立ち上がれなくなる。  夜の8時。 私たちの他に誰も降りて来る人は居ない。 下の方に灯りが見えるけど、遠い。  ずっと砂を滑り落ちないように慎重に降りて行く。 お互い無言。 ただ下りる事に必死。  外れたルートから元のルートに戻れた時の安堵感。 良かった。 ちゃんと元の道に戻れた。  宿に泊まらないで下りる弾丸ツアー。 甘く見てたし、舐めてたわ。  富士山は大敵だった。 ご飯をろくに食べず。 というか疲れ過ぎて食べれない。 水分ばかりを飲んでいる。 2人で7ℓ持ってきた水分はどんどん無くなっていく。  アプリでは9時に下山到着予定なのに、全然5号目に到着しない。  山の上だから電気が無くて星空はめちゃくちゃ綺麗だった。  5号目まであと少しって頃に、登山しにいく人とすれ違う。 何組かとすれ違った。 今から登ってご来光見るんだなぁ。 こんな真っ暗な中登って行くなんて無謀だわ。と思いながらすれ違って行く。  やっとスタート地点の5号目に着いたのは22時半。 登り始めてトータルで15時間半掛かったわ… マジで舐めてたな。 5号目に降りても、タクシーが全く居なくて、自分たちの車のある所まで下りられない。  ちょうどタクシー待ちの人達が居て、タクシー会社に電話しても捕まらなくてやっと一台捕まったと教えてくれた。 その方達が乗って行くタクシーの運転手さんにまた戻ってきてもらえる事になった。  無事に下山出来た事にホッとした。 アプリを入れていなかったら遭難していたかもしれない。 登山する時はひたすら頂上を目指し、下山する時はひたすらスタート地点を目指した。  楽しかったか?って聞かれたら、全然楽しくなかった。 ただただ辛かった。 ただただ自分との戦いだった。 もう二度と登らない。 だけど、人生で一度登る価値はあった。 それも登ったのが旦那さんだったから良かったと思った。 結婚生活も人生山あり谷あり。 めちゃくちゃ高い山を2人で乗り越えた。 これ以上の山を乗り越える事はない。 困難を乗り越えられたから、この先もきっと一緒に乗り越える事が出来るんだろうなと思った。  富士山は2人共登ってみたかったけど、私が須走コースを選んだ。 もし途中で『なぜこのコースにしたんだ』とか『登らなきゃ良かった』とか言われてたらキレてたな。 登ってる時は『疲れた』『足が痛い』ぐらいしか喋ってなかったけど、目標は一緒『もう二度と登らないから登り切る』だった。 なので、最後までやり遂げた。  明るいところで、腕を見たら日焼けをしていた。 日焼け止め一回だけしか塗らなかったから、めちゃくちゃ焼けていた。 あまり日が照ってた訳じゃないから焼けるとは全然思ってなかったわ。 山の上だから? 日が近いから? 変な焼け方をしてしまった…  富士山は舐めた自分を殴りたい。 初心者で登りに行く人はちゃんと調べてからが良い。 ご来光を見たくて登った訳じゃないので、山小屋に泊まる予定は組まなかったけど、弾丸はやめておいた方がいい。 時間に余裕を持って、自分との戦いに勝てる精神力がキーとなる。  人生一度切り。 富士山を登るっていう目標は制覇した! もう二度と登らない!  #富士山登山  #富士山」9月13日 11時46分 - ohkayumi

桜花由美のインスタグラム(ohkayumi) - 9月13日 11時46分


本当は富士山の鉢を回りたかったんだけど、鉢を一周すると1時間以上掛かるみたいなので、断念。
とりあえず頂上に到着出来たのでよしとしよう。

頂上から見る景色は綺麗だった。
いつも見上げている富士山から地上を見下げてるなんて初めての経験だし、頂上まで来れた自分を褒めてあげたい。
私、良く頑張った!

まるで飛行機の中にいるみたい。
飛行機から見える地上だった。
綺麗だなぁ。

山小屋に泊まらず、その日のうちに下山予定だったので、なるべく早く下山しようと思い、30分ほど休憩してすぐ下山開始。

5時半には下り始めた。
下りは砂。
滑る。
山慣れしてる人は走って下りるらしい。
走って下りるなんて怖い。
転げ落ちたらどうするの?!と思いながら、一歩一歩ザッザッザッと滑り落ちない様にストップをしながら下りていく。

登りは少し登るだけで、動悸息切れがしたのに下りは動悸息切れがない。
その分楽だけど、足はパンパン。
砂に足を取られ、何回も転けて尻餅を着いた。

7時過ぎた辺りから真っ暗になった。
真っ暗の中、ヘッドライトと懐中電灯を頼りに砂走りを下りていく。
真っ暗じゃなかったらもうちょっと早く下りれたかもしれないんだけど、暗過ぎて、進むのもゆっくりになる。
砂の中にたまに大きな岩が出てるので、岩につまづかないように慎重に下りていく。

下っている時に、あまりにも暗くて看板を見落とし、途中ルートから外れた事をアプリが教えてくれた。
『ルートから外れました』
そうスマホから聞こえてきた時の絶望感よ。
このまま遭難してしまうのか?
戻った方が良いのか?
道は繋がってるのか?
とりあえず地図を見る。
結構下りてきてしまっている。
だけど、ルートではないけど、今歩いている道が7号目で下山ルートに合流出来る事が分かった。
一安心。
とりあえず真っ暗で怖いけど、合流出来ることを信じて進んで行く。

足を止めたらいけない気がして無言で下りていく。
でも、たまに砂で滑ってしまいそのまま尻餅を着き、しばらく立ち上がれなくなる。

夜の8時。
私たちの他に誰も降りて来る人は居ない。
下の方に灯りが見えるけど、遠い。

ずっと砂を滑り落ちないように慎重に降りて行く。
お互い無言。
ただ下りる事に必死。

外れたルートから元のルートに戻れた時の安堵感。
良かった。
ちゃんと元の道に戻れた。

宿に泊まらないで下りる弾丸ツアー。
甘く見てたし、舐めてたわ。

富士山は大敵だった。
ご飯をろくに食べず。
というか疲れ過ぎて食べれない。
水分ばかりを飲んでいる。
2人で7ℓ持ってきた水分はどんどん無くなっていく。

アプリでは9時に下山到着予定なのに、全然5号目に到着しない。

山の上だから電気が無くて星空はめちゃくちゃ綺麗だった。

5号目まであと少しって頃に、登山しにいく人とすれ違う。
何組かとすれ違った。
今から登ってご来光見るんだなぁ。
こんな真っ暗な中登って行くなんて無謀だわ。と思いながらすれ違って行く。

やっとスタート地点の5号目に着いたのは22時半。
登り始めてトータルで15時間半掛かったわ…
マジで舐めてたな。
5号目に降りても、タクシーが全く居なくて、自分たちの車のある所まで下りられない。

ちょうどタクシー待ちの人達が居て、タクシー会社に電話しても捕まらなくてやっと一台捕まったと教えてくれた。
その方達が乗って行くタクシーの運転手さんにまた戻ってきてもらえる事になった。

無事に下山出来た事にホッとした。
アプリを入れていなかったら遭難していたかもしれない。
登山する時はひたすら頂上を目指し、下山する時はひたすらスタート地点を目指した。

楽しかったか?って聞かれたら、全然楽しくなかった。
ただただ辛かった。
ただただ自分との戦いだった。
もう二度と登らない。
だけど、人生で一度登る価値はあった。
それも登ったのが旦那さんだったから良かったと思った。
結婚生活も人生山あり谷あり。
めちゃくちゃ高い山を2人で乗り越えた。
これ以上の山を乗り越える事はない。
困難を乗り越えられたから、この先もきっと一緒に乗り越える事が出来るんだろうなと思った。

富士山は2人共登ってみたかったけど、私が須走コースを選んだ。
もし途中で『なぜこのコースにしたんだ』とか『登らなきゃ良かった』とか言われてたらキレてたな。
登ってる時は『疲れた』『足が痛い』ぐらいしか喋ってなかったけど、目標は一緒『もう二度と登らないから登り切る』だった。
なので、最後までやり遂げた。

明るいところで、腕を見たら日焼けをしていた。
日焼け止め一回だけしか塗らなかったから、めちゃくちゃ焼けていた。
あまり日が照ってた訳じゃないから焼けるとは全然思ってなかったわ。
山の上だから?
日が近いから?
変な焼け方をしてしまった…

富士山は舐めた自分を殴りたい。
初心者で登りに行く人はちゃんと調べてからが良い。
ご来光を見たくて登った訳じゃないので、山小屋に泊まる予定は組まなかったけど、弾丸はやめておいた方がいい。
時間に余裕を持って、自分との戦いに勝てる精神力がキーとなる。

人生一度切り。
富士山を登るっていう目標は制覇した!
もう二度と登らない!

#富士山登山
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2023/9/13

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