原田曜平のインスタグラム(yohei.harada_official) - 9月17日 19時05分

実は僕は長らく中国でも若者研究を行っていて、二冊の本も書いています。
コロナになってから中国には行けてないけれど。
中国の８０年代生まれの８０后世代、９０年代生まれの９０后世代について研究しています。
真っ黒い彼は僕の中国若者研究の初めての対象者。
調査を何から始めて良いか分からなかった２０年前、居酒屋の和民でバイトしていた留学生の彼に「中国のこと教えて」と話しかけ、その後たくさん友達を紹介してもらいインタビューを行う、、、そんなところからスタートしたのが僕の中国若者研究でした。
その後、死ぬ程中国大陸に行き、最初は上海から始まったものの、様々な地方にも行き、農村や村にまで泊まり、死ぬ程多くの中国人の若者の声を聞きました。
そんな恩人の彼と１５年ぶりに飲みました。もう連絡先が互いに分からなくなっていたのだけど、共通の知人がたまたま遭遇したようで。
僕にとって彼は中国研究の恩人でしたが、彼の方は彼で僕のことを「兄貴」と思ってくれていたようです。
まだ中国が貧しい時に、北京近郊の田舎から出てきた貧しい留学生の彼に散々奢ってくれた、と。お腹いっぱい唐揚げを奢ってくれた恩人だ、兄貴だ、と彼は再会した先日もたくさんお礼を言ってくれました。
むしろ、こちらは、きっと安い居酒屋で唐揚げを奢っていたのだと思い、申し訳なく思いましたが（苦笑）。
あの時苦学生だった彼ももう４０代。
中国とのビジネスで大成功して日本に住み続けているようです。
とにかく話しかける。現地に足を運ぶ。
この足で稼ぐ定性調査は、僕のマーケティングの原点。
最近は調査に手を抜いているなあと改めて彼に会って初心を思い出しました。
日本と中国は本当に色々なトラブルが続く厄介な隣国。
彼のように両国を愛する人材がもっともっと増えてくれるといいのだけれど。
非常謝謝！！

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