カワグチジンさんのインスタグラム写真 - (カワグチジンInstagram)「ご招待頂きましてエスパスルイヴィトン大阪にSIMON HANTAIさんの絵を見にやってきました。キャンバスの布をさまざまな形に折り込んだり、縫い込んだりした上からローラーでその表面を平らにしてその上から筆で絵の具を塗って乾かした後、折ったり。「芸術家の才能が介入する余地がない」という。偶然性に任せ、作家のエゴや意図をも消し去る尖ったバイブスの人やなー。って印象です。なんだか気になってきて調べてみたらヴィネチアビエンナーレに出展後に公の場から姿を消したあと折ることも絵の具を塗ることもやめて。残った自分の作品をハサミで狂ったように切りまくってそれに耐えた作品を手元に残したようです。まっこと頭おかしいですね〜。芸術のための創作や自身の作家としての意図からことごとく逃れようとしたアンタイ。彼にとって創作とは芸術と芸術家から作品を解放することであった。逃亡劇は、彼と作品を出来るだけ遠くへ行くことを駆り立てた。ついには、アンタイ自身も美術館や文化施設、ギャラリー、美術マーケットなど美術界から逃れることとなった。すでに亡命者であった彼にとって、美術界も「とどまるに耐え難い場所」であったのか。それは、彼と作品を脅かす何かによる「支配」の影を感じたためか。または、作品に関する誤解や解釈が美術マーケットで価値として一人歩きするのを感じたためかもしれない。果たして、妥協を許さないアンタイは逃亡の先に彼と作品の「安住の地」を見つけることができたのだろうか。美術キュレーターの嘉納礼奈さんの批評記事引用作家の居ないこの世界で作家の意図せず作品に価値が生まれてそれを金にする人たちとそれを守ろうとする人たちとそれを憧れたり後世のアーティストに影響を与えたりと。とまぁ色々私自身収穫も多く楽しめました。明日から御堂筋のルイヴィトンでどなたでも見られるそうです。お近くの方は観に行ってみてくださいね〜。 @louisvuitton @fondationlv #LouisVuitton #EspaceLV #CollectionFLV #FondationLouisVuitton」9月27日 18時42分