経沢香保子のインスタグラム(kahokotsunezawa) - 9月28日 23時07分
【人生の大きな転機のこと】
ロングインタビューを受け
自分のキャリアや人生を振り返ってみる機会がありました
そこで
簡単な自己紹介も兼ねて
私の人生の転機について…
-
私は団塊ジュニア世代
1973年に生まれ
小学生のときから
「将来、女性らしく生きながら、
仕事と育児を両立するにはどうしたらいいのか?」
と真剣に悩む子供でした
私が小さい頃は、専業主婦という道しかない感じで
女性は良い結婚をしたら幸せで
「寿退社」っていう言葉が普通で
25歳すぎたらクリスマスケーキと一緒で
女は24歳までに売れないと(嫁に行かないと)おしまい
みたいな世間一般の風潮でした
私はそんな時代に強い違和感があったので
「女性が経済的に自立するにはどうしたらいいか」
そんなことばかり考えてました
=
就職も氷河期時代、
女性は説明会にも入れてもらえない
こんな時代にどう生き延びればいいのかと考え
まず、女性云々を言ってるよりは、
「ビジネス能力がわかりやすい仕事をしよう」
ということで、新卒でリクルートの営業を希望し
まさに死ぬほど働いて、自分の営業力の可視化に成功しました
でも、このままの人生では
女性としての幸せと
社会人としての成功と
両方は掴めないのではないかと
創業間もない楽天に転職したら
自分の会社を持つ
という人生があることを発見したのです
そこで、2000年に26歳でトレンダーズという会社を
自宅で一人で起業
=
20代で女性社長という生き方は、当時とても珍しく
マスコミの取材もたくさん受け
おかげさまで、会社も成長し
同時に私も女性としての一般的な幸せを
手に入れることになります
もしかしたら30歳くらいが
人生の幸せのピークだったかもしれません
会社も順調、自分らしく仕事ができて
人生の軌道に乗った気がしたので
30歳で結婚し、出産という女性としてのライフスタイルも手に入れようと
人生を次のステージに進めることにしました
=
そんな幸せの絶頂の時、妊娠5ヶ月の安定期に入った時
「お腹の子供が育ってない」
そう病院で告げられ、緊急で慶應病院に搬送され
検査に検査を重ねた結果、先生から
「あなたの子供は難病で、生まれてこないかもしれない
中絶しますか?」
と問われるのです
=
自分の力で自分の人生を切り開いてきて
理想の女性としてのライフスタイルを叶えようとした時
まさかの予想もしない出来事
全く先の読めない人生に、、
「この子は私の子なので、どんな状況も受け入れ
最後まで責任を持って育てます」
そう宣言して、日赤医療センターに搬送され
予定より1ヶ月以上早く生まれてきた娘は
1500グラムの超未熟児
力がなさすぎて、自分で母乳を吸うこともできないので
私が搾乳した母乳を注射器で注入するところからスタート
さらに24時間介護が必要で
NICUに入院していて
心臓の力も弱いからと、
数百万円もかかる人工心臓の手術も受けました
私は、どんなにお金がかかっても
全財産を失っても
自分の子供の命を守りたいと
覚悟していましたが
退院する日に病院から請求されたのは
娘のオムツ代だけだったのです
===
日本の医療と制度に助けられて、
私は社長としてもっとできることがあるのではないかと
その日まではどこか
自分の女性として、仕事人としての成功が欲しくて
視野は自分目線だった気がします
NICUは1泊8万を超える料金
娘の手術、
多くのお医者、看護師さんに支えられた
彼女の人生を
社会に還元することが
次の私の人生の目標になりました
=
そして、会社を上場させようと決め
たくさんの社員を雇用し、
女性が在宅でも稼げるインフルエンサーという
仕事を作り、
ストックオプションで資産を作れる社員も生み出そう
資本市場にも愛される、
社会の一つの器としての会社を作ることに決めました
=
おかげさまで苦労だらけでしたが
なんとか30代の最後に、
東証マザーズに上場することができ
当時最年少の女性社長としてたくさん話題にしていただき
本当に関係者の皆様には感謝しています
私は、長女を亡くしているので、
これだけ娘の命のために
たくさんの人にお世話になったのだから、
社会のための人生をどう生きようか
助けてもらった娘の命をどう未来につなごうか
そう考えて2014年「キッズライン」を創業
上場して市場からいただいたお金は
この会社に賭けようと
自分のお金をどんどん投下しました。
私の月収が2万円の時期も長く続き
何年も恐ろしい金額の赤字で苦労しましたが
たくさんの素晴らしいシッターさんや
育児でお困りの親御様に必要としていただき
キッズラインも第10期に突入して
とてもしっかりしたメンバーに囲まれ
たくさんの方に必要としていただき感謝です
まだまだ未熟者ですが、これからも頑張ります。
引き続き宜しくお願いします
=
実は今回
愛沢えみりさん @愛沢えみり の会社の女性を応援するメディアでインタビュー頂き🙏お話してます
前編はこちらに
@lumily_official
#育児と仕事 #女性起業家 #キャリア
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
993
27
2023/9/28