枚方T-SITEさんのインスタグラム写真 - (枚方T-SITEInstagram)「【読書月間イベントレポート①】寺地はるなさんはじわじわと効いてくる枚方蔦屋書店の読書月間が、寺地はるなさんのイベントで華々しく幕を開けました。日常でもふらりとT-SITEを訪れることがあるという寺地さんが書かれた『ほたるいしマジカルランド』の文庫化記念トーク&サイン会は、美味しい珈琲の香りと共に始まりました。イベントが開催される日だけ飲むことができるオリジナルブレンドコーヒー、寺地さんにもお飲みいただきました。家の至る所に本を置き、すきあらば読書という生活を送る寺地さんにも好きになれない本に出会うことがあると言います。そんな時はなぜ嫌いなのか違和感を覚えるのかなどを考えるために読み返し、その作業がちょっと嬉しいのだとか。物語を書き始めたのは「どうかしていた」からなのだそうです。子供の夜泣きの合間に、通勤電車の中で、とにかく凄い勢いでお書きになったそうです。お話を作る時は、その人物がどんな人なのかその日常をデッサンするのだそうです。たとえばその人は喫茶店で何を注文するのだろう。ホットコーヒーと言わず、あったかいコーヒーと注文する人なのだ、とか。そしてその人はきっとこうする、と信じていないと書けないとおっしやいます。寺地さんの小説に登場する人々の行動、その感情の動きの描写は、寺地さんと登場人物との厚い信頼関係の賜物なのですね。そんな登場人物の1人、マジカルランドの名物社長「市子」さん、アパホテルの社長を思い浮かべる方が多いようですが、実は大屋政子さんをイメージされたそうです。お若い方はご存知ないかと思いますが、とてもキュートな女性です。大屋政子さんの思い出を寺地さんと共有できた嬉しさで、思わず「これおとーちゃんにこーてもろたんよ」とモノマネをぶちかましてしまい、寺地さん、笑ってくださってありがとうございました。寺地さんの話される言葉はなんだか後からじわじわ来ます。考えさせられる言葉も、心揺さぶる言葉も、そして図らずも面白くなる言葉も、強いパンチではなくじわじわやってきます。そして心のなかに沁みていきます。おっとりと緩やかに話されるのとは対照的に、創作活動の方はフル回転のようで、嬉しいことに私達は新作をあまり間を置かずして読めるようです。そして文庫化は「どんどこどんどこ」出版されるそうです。楽しみですね。サイン会ではお一人お一人に丁寧に言葉を交わされた、温かくとてもチャーミングな寺地さん。ひらパーの後は、枚方蔦屋書店を舞台にした物語を描いて下さらないかしら。お待ちしております！寺地さんにサインをいただいてから読もうと決めていた『ほたるいしマジカルランド』。今私の手の中に。市子さんに会えるのが楽しみです。最後の画像はインスタのオリジナルエフェクトで撮影しました。イベントスペース、カフェスペースにQRコードを設置しております。皆様も読書月間のポスターになれますよ。【イベントデータ】 ■開催：2023年10月7日（土）15:00〜 ■場所：枚方T-SITE4階カフェスペース #枚方tsite #枚方tサイト #枚方t_site #枚方蔦屋書店 #読書月間 #寺地はるな #ひらパー #ほたるいしマジカルランド」10月10日 22時43分