Boojilのインスタグラム(boojil) - 10月21日 17時27分


この二年くらいで読書の量が増えた。選び取る本はだいたいフェミニズムがテーマで、頭の中で凝り固まっている固定概念からくる女性と男性の境目を取り払い、"わたしはわたし" "あなたはあなた"であることに意識をもつように心がけている。

わたしは自分の息子たちに"男の子なんだから○○"と言ったりしない。ピンクが好きな次男に、ピンクって良い色だよね、ママも大好きと伝えている。ランドセルも何色を選択しても良い。あなたが好きな色なんだから。ただそれだけ。
親が使うんじゃない、こどもが使うのだから彼らが気にいる方がいい。

昭和生まれのわたしは、父はだいたい仕事で夜遅く帰ってくるもので、母は家事育児をし、子どもの手が離れ始めた頃にパートアルバイトをするような一般家庭で育った。父は土日はたいてい趣味のソフトボールに出かけ、近所の立ち飲みで一杯ひっかけて帰ってくる。酔っ払った父を文句を言いながらも迎入れ、寝入った父に布団をかけてやる母を見ながらわたしの幼少期は過ぎていった。

そんな時代の両親と自分の生きる時代を重ねては、身が持たない。わたしと彼らは違う時代を生き抜いていて、彼らなりの苦労や、男であること、女であることにいくらかの諦めや忍耐を自然と身につけ働き盛りを終えたように思う。

では、わたしたちはどうか?来年で40歳になるわたしは女性としてどう生きたいか?ではなく、ひとりの人間としてどう在りたいかを問うようになった。

独身→結婚→出産→育児→

この流れを約10年の間に経験しているわけだが、仕事は独身時代から今の今まで一度たりともストップしていない。生きることが志事みたいな感覚のある自分である限り、自己表現はどんな形でも続けていきたいものだ。

言霊とはその通り、形になるようで二年前に"商業イラストよりも作品作りがしたい" 代替えの効くような仕事よりも、誰かに大切にされ続ける絵や、自分自身が喜びに満ち溢れる絵を描きたい。そう言葉にしてから、この二年の間、わたしはクライアントワークよりも、自分のオリジナルの絵で生計を立て、生活を送るようになった。

大事なのはここから。いかに情熱をもって、自分自身を愛し、信じて、自分を生き抜くことができるか。

わたしのしたいことは、わたし自身を隅々まで観察し、理解し、良い面、悪い面、すべてを受容し、深めていく事だ。

最近何かキャリアを残したり、名誉ある仕事をしたり、地位を築いたり、大金を得るような仕事をしたり そういうことに興味がほとんどなくなってきたように思う。作品や言葉を残すことはできても、わたしがこの世を去った時、地位や名誉や金銭はあの世に持ち帰ることは到底できない。どう生きて、どれだけ楽しかったか、ほころびながらも肯定できる自分で、最後を迎えたい。

この縛られた暗い世の中で、心豊かに本当の自由と愛と優しさを自分を通して、こどもたちにつなぐことができるか。模索しているし、いまは勉強中の身だと思っているし、簡単ではないのだけれど

女とか男とか、そういう境目さえももたない、白でも黒でもない、透明でどこまでも泳いでいけるような感覚を彼らに伝えていけたらいいなと思っている。

なんのルールにものっからなくていい、あなたの正しさ、幸せの後押しをしたい。こどもの前にまずは自分から。

自由に描く花の絵も、少しずつ描き溜めて100点になったら個展を開くと決めている。

#備忘録 #日記
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2023/10/21

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