鈴木千代さんのインスタグラム写真 - (鈴木千代Instagram)「"公益法人の形態を有する多くのスポーツ競技団体がそうであるように公益社団法人としての認定を受けた日本フェンシング協会も会長含め、理事は全員無給だと言うことに加えて、協会理事は2年ごとに改選されてしまう。むしろ法人としての協会の機能を安定的に担うのは、有給で雇用されている、事務局長と事務局員で構成される事務局なのだが、事務局は経営責任を取ることはできない。このような不安定な制度的デザインを持つスポーツ競技団体のガバナンス機能はどのように考えれば良いのだろうか"  と本書に書かれていました。 まずびっくりしたのが「会長も理事も無給」という点です。 私が生業としてやっていた、今も週末プレーやコーチングを行っているビーチバレーボールも公益財団法人日本バレーボール協会に属するのでその可能性が大いにあるということです。  経営責任が伴い、損害賠償も発生しかねないのに無給… 「では、なぜやるのか?引き受けるのか?」と 誰しもそう思うのではないでしょうか?  本書にはこう書かれていました。 "スポーツ競技団体の理事の多くは勲章(政府からの勲章の授与)を受けるために務めている。"  通常、株式会社𓏸𓏸であれば株主も取締役も社員も利益の最大化という同じ目標があるはずです。 売上が増えて利益が増えれば役員報酬や賞与(ボーナス)など 自分にインセンティブがバックされるからです。  ただ、スポーツ団体(今回だと日本フェンシング協会)の場合 会長や理事は無給。何をどう頑張っても自分のインセンティブには繋がらない。"勲章"を貰うためには長く任期を務めるしかない。  これが何を引き起こすかと言うと 個人の利益追求になりかねない。という事です。  "この構造自体に、スポーツ団体のもつ大きな根本問題の1つがあるとあらためて強く感じた。" と著者である宮脇さんが書かれていました。  本書は日本フェンシング協会を題材に 2013年の不適切経理問題から理事を大きく刷新し ひょんなことからフェンシングとは全く無縁だった 常務理事の著者、宮脇氏(金融マン)と経営経験のない太田雄貴会長の組織立て直しの実話です。  この8年後、フェンシングは2021年東京オリンピック男子エペで金メダルを獲得しています。  今自分がプレーしている競技でも「あれ?それおかしくないですか?」と思う事があります。 ただ、それが本当に間違っているのか? もし本当に間違っているとしたらなぜその答えになるのか? 公益財団法人とは?その組織はどういった構造なのか?  根本を知る必要があると思い、この本を手に取りました。  クレームではなく、意見として正しいものを伝えられるように私自身色々な知識が足りないと感じました。  読み終えてみて、そして今、企業に勤める者として この事例が通常の企業ではありえない所に相当しているんだなと、外に出て初めて気づく事が出来ました。  いつか自分の大好きな競技が沢山の人に愛されるスポーツになるように。  今は淡々と知識を頭に溜めていきたいと思います。」10月21日 17時59分 - chiyo.0514

鈴木千代のインスタグラム(chiyo.0514) - 10月21日 17時59分


"公益法人の形態を有する多くのスポーツ競技団体がそうであるように公益社団法人としての認定を受けた日本フェンシング協会も会長含め、理事は全員無給だと言うことに加えて、協会理事は2年ごとに改選されてしまう。むしろ法人としての協会の機能を安定的に担うのは、有給で雇用されている、事務局長と事務局員で構成される事務局なのだが、事務局は経営責任を取ることはできない。このような不安定な制度的デザインを持つスポーツ競技団体のガバナンス機能はどのように考えれば良いのだろうか"

と本書に書かれていました。
まずびっくりしたのが「会長も理事も無給」という点です。
私が生業としてやっていた、今も週末プレーやコーチングを行っているビーチバレーボールも公益財団法人日本バレーボール協会に属するのでその可能性が大いにあるということです。

経営責任が伴い、損害賠償も発生しかねないのに無給…
「では、なぜやるのか?引き受けるのか?」と
誰しもそう思うのではないでしょうか?

本書にはこう書かれていました。
"スポーツ競技団体の理事の多くは勲章(政府からの勲章の授与)を受けるために務めている。"

通常、株式会社𓏸𓏸であれば株主も取締役も社員も利益の最大化という同じ目標があるはずです。
売上が増えて利益が増えれば役員報酬や賞与(ボーナス)など
自分にインセンティブがバックされるからです。

ただ、スポーツ団体(今回だと日本フェンシング協会)の場合
会長や理事は無給。何をどう頑張っても自分のインセンティブには繋がらない。"勲章"を貰うためには長く任期を務めるしかない。

これが何を引き起こすかと言うと
個人の利益追求になりかねない。という事です。

"この構造自体に、スポーツ団体のもつ大きな根本問題の1つがあるとあらためて強く感じた。"
と著者である宮脇さんが書かれていました。

本書は日本フェンシング協会を題材に
2013年の不適切経理問題から理事を大きく刷新し
ひょんなことからフェンシングとは全く無縁だった
常務理事の著者、宮脇氏(金融マン)と経営経験のない太田雄貴会長の組織立て直しの実話です。

この8年後、フェンシングは2021年東京オリンピック男子エペで金メダルを獲得しています。

今自分がプレーしている競技でも「あれ?それおかしくないですか?」と思う事があります。
ただ、それが本当に間違っているのか?
もし本当に間違っているとしたらなぜその答えになるのか?
公益財団法人とは?その組織はどういった構造なのか?

根本を知る必要があると思い、この本を手に取りました。

クレームではなく、意見として正しいものを伝えられるように私自身色々な知識が足りないと感じました。

読み終えてみて、そして今、企業に勤める者として
この事例が通常の企業ではありえない所に相当しているんだなと、外に出て初めて気づく事が出来ました。

いつか自分の大好きな競技が沢山の人に愛されるスポーツになるように。

今は淡々と知識を頭に溜めていきたいと思います。


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2023/10/21

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