GENIC 公式インスタグラムのインスタグラム(genic_mag) - 10月25日 21時55分
・
#撮影と表現のQA
嵐田大志
色調を操りエモーショナルに仕上げるフォトグラファー、嵐田大志さん @taishi_arashida に質問。
Q.デジタルの写真をフィルム調にするテクを教えて!
A.自分が目指したいターゲットを明確に持って編集していく
「デジタル写真の色調にいまいちしっくりこなかった頃、浅い色調に焼いたネガフィルムを参考に編集をし始めました。自分にとって写真は記録や思い出を残すためのものですが、記憶の中の色調はデジタル写真のクッキリハッキリとは異なります。白日夢のような、おぼろげで儚いトーンに編集することで、写真がより思い出の付箋のようになると感じています」。
<フィルム調にするポイント>
【Point 1】目指すべき色調を明確にする
「フィルムと言っても、ポジフィルムやモノクロフィルムもありますし、ネガフィルムにいたっては写真店やラボの匙加減で色調が大きく変わります。自分の場合は、William EgglestonやStephen Shoreなど“ニューカラー”と呼ばれる写真家の時代のネガフィルム(一部ポジもある)の色調を参考としています」。
【Point 2】好みの色相にできそうな具体的な調整法を見つける
「カメラの機種や設定よりも、LightroomのHSLで色ごとに色相を調整することが編集の肝だと思っています。例えば、デジタルカメラの“撮って出し”の空の色は自分の好みからすると、ブルーの色相はシアンっぽく(HSLスライダーのマイナス側に)することが多いです」。
【Point 3】編集アプリを使い分けて。フィルターも活用
「細かく設定を追い込みたい場合はLightroom、気軽に編集したい場合はVSCOを使っています。特にVSCOのA8という、色が浅く青みがあるフィルターはフィルムライクにするのにおすすめ。」。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雑誌GENIC 最新号
10月号 vol.68「旅と写真と」
公式オンラインショップ、Amazonにてお買い求めいただけます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
雑誌GENIC バックナンバー
7月号 vol.67「知ることは次の扉を開くこと ~撮影と表現のQ&A~」
公式オンラインショップ、Amazonにてお買い求めいただけます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さまの表現をGENICで紹介させてください。
#genic_mag を付けた投稿をお待ちしております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
823
0
2023/10/25