つつみのインスタグラム(tutumi___0123) - 12月13日 11時46分
【第463話】
今までずっと、母からは逃れられない運命なのだと本当に思い込んで諦めていた私が、なぜこの日母に本音を打ち明けることができたのか?
それは、高校を卒業後、母から物理的に離れてたくさんの人たちと関わっていくうちに、たくさんの人たちから愛情を分け与えてもらい、自分の居場所を見つけ、私は1人の人間として生きていけることができるのだという勇気をもらうことができたからでした。
そしてそんな環境の中で生きていくうちに、心にもゆとりができるようになり、これまで出会ってきた人たちも愛情を与えてくれていたのだと気づくことができました。
心にゆとりがないと他人の善意や愛情に気付けなかったりすることがあると思います。
私もずっと心にゆとりがなかった状態で生きていたのでしょう。
私は1人でも生きていける
母から離れることができる
そうやって無意識のうちにまわりから勇気をもらっていたのだと思います。
だから、この日怒りに身を任せた形ではありましたが、母に本音を打ち明ける勇気を持つことができたのだと思います。
母もきっと私と同じように「親と絶縁したい」と思っていた側かもしれません。
でも離れる勇気が持てなかったのだと思います。
それは、周囲の愛情に気づけなかったからなのか、それとも居場所を見つけることができなかったからなのか、良い人間関係に恵まれなかったからなのか…
原因はわかりませんが、母も心の底で誰かに助けを求めていたのだと思います。
母のように助けを求めることができず、自分自身も毒親になってしまうケースは少なくないと思います。
今でも思いますが、私は本当に人との出会いにとても恵まれています。
これはもしかしたら強力な「運」なのかもしれません。
この漫画を読んでくださっている方々の中にも、今も助けを求められず苦しんでいる方がいらっしゃると思います。
苦しくて心にゆとりがなくてそれどころではないかもしれませんが、一度まわりを見てみてほしいです。「そういえばあの人優しいよなあ」とか「あの時あの人私にあんなふうに褒めてくれたよなあ」とか、人の小さな小さな温かさを思い出してみてほしいです。
そうすると、人との出会い運を自ら引き寄せることができるようになるんじゃないかと思います。
私も社会人になってから知り合った方に
「出会いに感謝する気持ちが出会い運に転化するんだよ」
と教えてもらったことがあり、今でも心に残っています。
…話が壮大になってしまいました笑
この日以降、今も母とは会っていません。
次回からは、新しい家に引っ越してからどのようなことが起こり、どのように私の心が変化していくかを描いていきたいと思います。
引き続き読んでくださると幸いです!
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2023/12/13