SPURのインスタグラム(spurmagazine) - 10月21日 23時51分
昨晩、編集長を含めたミーティングの中で、エルメスの「LE MONDE D'HERMÈS」の話になりました。ビジュアルも美しく、文章も楽しい1年に2回出されるその本を毎回楽しみにしています。 「パリのそぞろ歩き」をテーマにした秋冬号の中に、SPURでもお馴染みのファッションエディター石田潤さんが書かれた「選子の思い出」があります。エルメスの手帳のお話だったので、我が朋友、緑革の手帳をしげしげ眺めました。
デジタルの世界にいるので、「どうして手帳を使っているのですが?」とマイルドに聞かれることもありますが、「スケジュール管理、手帳なんですか?」と、驚きの声のテンションでするどく切り込まれることもあります。実際のところ、デジタルスケジュールと手帳のふたつを使いわけているので、なんとも答えに窮し、「スマホで電話をしながら、スケジュールが決められないから」と答えていました。
しかし、昨晩、過去10年分の手帳を振り返りながら、改めて思いました。手帳には日々の雑記がたくさん書き込まれていて、思い出が詰まっています。撮影・お弁当発注すること、と書かれた横にはスーザン・ソンタグの言葉が。ある日は「喫茶を愛する永遠の趣味人」という目標なのか、誰かを表現したものなのか。また、ある時には「14歳を意識して」という謎の走り書き。今となってはよくわかりませんが、苦悶していた跡なのか…。見た映画のアクターひとりひとりに、くだらないあだ名をつけていたり。また、古いメトロ切符と葉っぱが入っています。大事なお守りみたいなものです。きっとデジタルスケジュールだけでは、こんなことができないから、手帳も使い続けていくのですね。(ウェブエディターT)
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2015/10/21