【師走に聴く歌を10月に聴いてみる】東コレもあと４日。９月にNYから始まったコレクションサーキットもとうとう終了となります。2016年春夏、つまり来年前半のことを夏の終わりから先んじて取材してきましたが、毎年この頃になって実際のカレンダーに立返ると改めて愕然とするわけです。もう10月、いや11月もすぐそこだ、いやいやちょっと待て今年ももう終わりじゃないかと。 12月も末になると、通勤電車でリピートする曲があります。ミュージカル「RENT」の「Seasons of Love」、あまりにも有名なあの曲です。１年を分単位に置き換える「52万5600分」という歌い出し、そして「52万5600のかけがえのない瞬間を、あなたはどう計るのか？」という問いかけ。何百回聴いたか分からないのに、耳にするたび切なさで倒れそうになるのは私だけでしょうか。１年という時間を自分はどれだけ有意義に使えたのか。時間軸じゃないとするなら、なにか素晴らしいことばで置き換えられる１年を送れたのか。特に大晦日にこの曲を聴くと大変です。センチメンタルな、そしてやるせない衝動が血管を駆け巡り、「やり直したい！１月とは言わないから夏、せめて秋あたりからやり直したい！」と大暴れする（心の中でです）駄目人生を送ってきました。長年の無念を晴らす術はないものか。ということで今年は「Seasons of Love」強化シーズンを前倒しにしてみる策を編み出しました。大晦日に地団駄を踏む自分が幽体離脱してきたという設定で、一日一日を大切に生きる。1,440分を無駄にせずに、なにか素晴らしい形容詞で表現できる一日を送る。根本的なところで何かが間違っているのは百も承知ですが、この秘策がどう結実したかはまた新年にご報告できればと思います?(編集G) #rent #seasonsoflove

spurmagazineさん(@spurmagazine)が投稿した動画 - 2015/10/20 12:35:28