SPURのインスタグラム(spurmagazine) - 10月29日 13時41分
【ビーニーズの季節です】
壊れそうなものばかり集めてしまうのはかーくんですが、自分は似たようなものばかり集めてしまう性格です。
赤口紅や黒パンツ、白シャツ。なかでも毛糸の帽子。どっさりあります。髪の寝癖やハネがごまかせるという実用性、防寒力が収集欲を駆り立てられる要因ですが、どこか年齢不詳の印象がある小物、という点がいちばんの理由なのかもしれません。
マーケットや古着店で買い足しては「また似たようなものを……」と反省する日々ですが、編地やサイズでまったく違う表情をもたらすニット帽、なかなか淘汰することができません。
こちらはほんの一部。いちばん気に入っているのが「五郎」と呼んでいる茶色の帽子(右上)。五郎とはもちろんあの人です。「北の国から」の黒板五郎。厳密には本物の五郎キャップはカーキ色だし、小さなつばも付いていて、似ているようで全然似ていない。なのに初見でなぜか「五郎!五郎がいる!」と啓示が降りてしまったため、このネーミングで長年愛用しています。そして中央の真っ赤なリブ編み帽子。これは大好きな映画『死ぬまでにしたい10のこと』で、主人公のサラ・ポーリーがパンケーキを焼くシーンで被っていた赤いビーニーに感化されて買ったもの。サラの本物はこんなに浅くないし、第一イチゴ模様が編みこまれているので共通項といえば「赤い」だけ。でも、被るだけでサラ演じるアンの気持ちに思いを巡らせ、室内なのにニットキャップを被って料理をしてみたり、寒い冬の夜の帰り道は五郎の心境と自分の心を重ねてみたりする(そしてラーメン店に寄りたくなる© '84夏)、ニット帽子は私にとってのささやかな冬の妄想ツールでもあります。
ちなみに富良野では「黒板」の刺しゅうが入った「五郎のニットキャップ」が販売されているらしい。子どものころから旅したいと思ったまま、未だ訪ねることができずにいる憧れの土地・富良野で、いつの日か絶対買おうと心に決めています?(編集G)
#beanie #毛糸の帽子
[BIHAKUEN]UVシールド(UVShield)
>> 飲む日焼け止め!「UVシールド」を購入する
287
3
2015/10/29