東紗友美のインスタグラム(higashisayumi) - 10月17日 22時10分
2017.2月18日公開【愚行録】
もう2月の映画の試写です?
エリートサラリーマンの夫、近所からも慕われる美しい妻、可愛い一人娘。
理想的な家族は、なぜ一家惨殺されなければいけなかったのかー。
覚悟は決めてたけど気持ちが持っていかれますね。
最後に残るのはやり場の無い思い。
しかし、ひたすらに引きこまれる物語だった。
ジャンル的には#怒り が刺さった人はこの映画も相性良いかも。
凄惨な事件から1年後、真相を追う週刊誌の記者。
関係者への聞き込みを始めると意外な人間の内面が浮かび上がってくるのですが、、、。 例え同じ人物であっても、人の印象は持つ人によって様々。
優しい人、怖い人、ズルイ人、世渡り上手な人、努力家の人。
全部それは同一人物であり、どの姿も真実。
人間は多面的。一言じゃ、どんな人かなんて言えない。
どこにスポットライトを当てられて人に見られているのか。
良い話も悪い話も、対象となる人物に関わる全てのエピソードにリアリティが感じられたのが怖かった。
そして、この映画には人間のズルさ、心の汚さ、そして嫉妬や傲慢や果てし無い欲望といった愚かさがことごとく詰まっていた。 「日本は、格差社会ではなく階級社会だ。」
天性の才能と本人の魅力で、どうしても人を利用するのがうまい人がこの世の中には実在する。
本人にはそこまでの悪気はなくても、永遠に残る心の傷を誰かに残しているかもしれない。
私も何気ない一言で、相手を傷つけていないか。
どこかで誰かの恨みをかっていないか。
途中からそんなことを考え出していた。
おそらくこんな気持ちを抱える人、多いんじゃ無いかなと思う。
そして詳細な人間像が炙り出された時、誰の恨みも買わずに生きていける人なんているのだろうか。
人間関係の難しさなんかもものすごく考えてしまいました。
あっという間の2時間です。
最近、邦画でもよく描かれるようになった学内カーストや女同士の嫉妬やマウンティングにも胸がチクリとしましたとさ。
イヤミスという言葉の走りがけとなったとも言われる作品でも大変引きこまれるタイプの映画でした。
#愚行録 #直木賞 #イヤミス #妻夫木聡 #満島ひかり #石川慶 #サスペンス #貫井徳郎
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2016/10/17