11.19公開【雨にゆれる女】 #半野喜弘 監督とお会いしました。 「過去に何かを抱え、別人としてひっそりと生きる男の前に突如、謎の女が現れる。 ひとつの罪を巡った出会ってはいけない男と女の物語が今、動き出す。」 とてもとても切ない。 劇中に降った雨が、私の体の中にも染み込んでしまったかのような。 どっぷりと余韻に浸れる映画と出会いました。 果てしない孤独と、不器用な優しさ。 それが、拭いても拭いてもなかなか落ちない雨のシミのように胸の内に残りました。 やっぱり、人は誰かの愛なしでは生きていけないものですね。 一生1人きりで、生きようとしていた男。 なぜなら、彼には秘密があったから。 でも誰にだって、自分の触れられたくない過去が1つや2つはあるものでしょう。 でも、それを丸ごと包んでくれる人が現れ、2人きりで生きていこうとしてくれたらーーー。 閉ざしていた心に突如訪れた雪解けのような、運命の出会い。 廃屋のような場所で暮らしはじめた2人の男女のいびつな生活のリアリティが画面から滲み出ていて、その体温と、湿度感と、熱と、潤いと。 そのすべてがじんわりと伝わってくるような二人暮らしの物語。 この世界、とことん浸かることができます。 全体として暗めのトーンの色合いが雨の音にマッチしていて感覚が研ぎ澄まされていくような。 色が、とても綺麗な映画です。 触れたくなる好きな人の身体、 耳を傾けたくなる生活音、 じとっとした雨の独特の香り、 いつの間にか目が離せなくなる2人の生活、 質素ではあるけれど好きな人と食べる幸せそうな食事の味、 そんなイメージがどんどんと膨らみ、眠っていた五感をいつの間にか刺激してくれる良い映画でした。 鑑賞後はいろんな音に、敏感になっているかもしれません。 そして何より、主演の2人の素晴らしさと言ったら、もう!! とても素敵な作品でした。 劇場で見て頂きたい作品です。 #雨にゆれる女 #青木崇高 #大野いと #ビターズエンド

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東紗友美のインスタグラム(higashisayumi) - 11月3日 23時51分


11.19公開【雨にゆれる女】
#半野喜弘 監督とお会いしました。
「過去に何かを抱え、別人としてひっそりと生きる男の前に突如、謎の女が現れる。
ひとつの罪を巡った出会ってはいけない男と女の物語が今、動き出す。」
とてもとても切ない。
劇中に降った雨が、私の体の中にも染み込んでしまったかのような。
どっぷりと余韻に浸れる映画と出会いました。
果てしない孤独と、不器用な優しさ。
それが、拭いても拭いてもなかなか落ちない雨のシミのように胸の内に残りました。
やっぱり、人は誰かの愛なしでは生きていけないものですね。
一生1人きりで、生きようとしていた男。
なぜなら、彼には秘密があったから。
でも誰にだって、自分の触れられたくない過去が1つや2つはあるものでしょう。
でも、それを丸ごと包んでくれる人が現れ、2人きりで生きていこうとしてくれたらーーー。
閉ざしていた心に突如訪れた雪解けのような、運命の出会い。

廃屋のような場所で暮らしはじめた2人の男女のいびつな生活のリアリティが画面から滲み出ていて、その体温と、湿度感と、熱と、潤いと。
そのすべてがじんわりと伝わってくるような二人暮らしの物語。
この世界、とことん浸かることができます。

全体として暗めのトーンの色合いが雨の音にマッチしていて感覚が研ぎ澄まされていくような。
色が、とても綺麗な映画です。

触れたくなる好きな人の身体、

耳を傾けたくなる生活音、

じとっとした雨の独特の香り、

いつの間にか目が離せなくなる2人の生活、

質素ではあるけれど好きな人と食べる幸せそうな食事の味、

そんなイメージがどんどんと膨らみ、眠っていた五感をいつの間にか刺激してくれる良い映画でした。
鑑賞後はいろんな音に、敏感になっているかもしれません。
そして何より、主演の2人の素晴らしさと言ったら、もう!!
とても素敵な作品でした。
劇場で見て頂きたい作品です。
#雨にゆれる女 #青木崇高 #大野いと #ビターズエンド


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2016/11/3

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