奥浜レイラのインスタグラム(laylaokuhama) - 4月5日 13時13分

『ナチュラル ウーマン』
観ているあいだずっと、辛くて辛くて辛い。
途中で怒り出しそうになるくらい、トランスジェンダーのマリーナを侮辱する差別的な言動が、傷口に塩を塗りこむようにヒリヒリとしみてくる。
それでも美しいラストシーンは、自分でも驚くくらい穏やかな気持ちにさせてくれた。
個人的に、アカデミー外国語映画賞を受賞した映画は琴線に触れることが多いんですが、本作も絶品でした。
マシュー・ハーバートがスコアを書いているんですが、主人公の怒りや哀しみ、美しさや気高さにピタッとフィットしていて素晴らしかったな。
原題には"ファンタスティック"、そしてなぜ邦題は『ナチュラルウーマン』なのか分かるシーンがあるんですが(これだけでピンとくる方もいるかも)、心中に寄り添った音楽の使い方が、この傷だらけの物語をより一層 胸のど真ん中に届くものにしています。
帰り道はアラン・パーソンズ・プロジェクトの『Time』リピート。余韻がものすごい。
#ナチュラルウーマン

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