<好きなこと、好きなままに> ・ 昨日、パン屋の仕事が終わって徒歩30秒の自宅に帰ると、長女がケーキを作っていた。材料は夫と一緒にスーパーで買いに行ってきたらしい。クリスマス前からケーキを作ることを楽しみにしていたようで、ちょっと前に東京のデパートに行った時も、デパ地下で嬉しそうにケーキの無料カタログをもらってきていた。 ・ 「どんなケーキが食べたい?」「○ちゃんが作ってくれるのだったら何でも嬉しいよ」そんな会話がこの数週間続き、休日になればお得意の紙粘土でひたすらミニュチュアケーキを作り、練習?に励んでいたようである。 ・ 以前も書いたが、私は人にそれほど興味がない。子どもも例外ではなく、かわいくてたまらないが、自分と他人として案外クールに考えている部分はある。子どもは子どもの人生であるし、好きにしたらいいと思っていて、自分の人生は自分で歩んで欲しいと願っている。 ・ 親としてできることは、殆どない。アドバイスもする気もないし、必要最低限の暮らしを整えてあげて、後は希望することに挑戦させてあげられる、それなりの経済力は保ちたいとは思う。それくらいのもんである。何を聞かれても自分で考えたら?のオウム返しである。 ・ こないだ久々に長女と二人で本屋に行って、カフェでお茶をした。人間として語り合ったのだが、カフェにフランスの田舎町の写真集が置いてあったことがきっかけで、海外について話をした。 ・ 私は幼少期に海外経験を持っていないが、子どもたちは早くに海外体験をしたいと言ってくれたらいいなとは思っている。広い世界を見ることで多様性を感じ、自分を見つめ直して欲しいと思うのだ。 ・ そして「わたしはそう考えているけど、もし必要だったら海外に行きたいと遠慮なく言ってね。その時にきちんと送り出してあげられるような経済力は持っておきたいと思ってる」と話したのだった。 ・ 「行けと言うの?」「ううん、そうじゃない。行きたいと言われたら行かせてあげたいと言っているよ。」「そうだよね。やれって言わないもんね。今は行きたいと思わない。だけど行きたいと思った時は言うね!」 ・ <やれって言わないもんね>この言葉にジーンときた。うちの子どもは親に何かを強制的にやらされているという意識がないということが、めちゃくちゃ嬉しかったのである。なんか、これは親として嬉しかった。わたしは、わたしの好きな感じの親になっている。 ・ わたしも幼少期に割と自由に育てられた。幼少期に何かを強制されたことはなかったが、褒められたこともあまりなかった。100点をとっても当たり前だと言われたし、父親に誕生日プレゼントを少ないおこずかいでプレゼントを買い、さぞ喜ぶだろうと渡した瞬間に、こんなくだらないものにお金を使うんじゃないと怒られたのは、本当にむかついたことも、今はよい思い出である。笑。 ・ だけど、お陰様で今でも自分に全く自信がない。褒められることに慣れていない。すごいと言われると怖くなる。だから、子どもには自分がそうしてほしかったように、褒めてあげたいと思っている。そうすればきっと自分に自信がもてるようになるはずだ。 ・ そんなこんなで小学6年生の長女は、以前買ってあげた本の通りにスポンジケーキを焼き、カタログやTVや想像力を精一杯働かせ、すばらしいケーキを一人で作り上げた。わたしは好きなことを好きなようにやらせてあげただけで、何にもしていない。その結果、彼女は彼女なりの「センス」を構築させ始めていることに驚いた。 ・ 食後に「ケーキ食べる?」と嬉しそうに言われたが、「お腹いっぱいだから後で食べる。風呂入ってくる」と相変わらずマイペースな母親である。風呂から出てくると、長女のケーキが一人分カットして置いてあった。食べ始めるとすぐ駆け寄ってきて「おいしい?」「おいしいよ。天才だね!オリジナルケーキだね」と散々褒めておいしく食べた。 ・ 好きなこと、好きなままに続けられるように。これからもそれだけはやりたいと思います。ダメ親ですが、これがわたしの精一杯。 ・ ツイッターで昨日のケーキのことを実況していたら、ちょっとバズりました。連続ツイートしていますのでよかったらぜひご覧ください。アカウントはwazawazapan https://twitter.com/wazawazapan ・ #mylife

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ヒラハルのインスタグラム(wazawazapan) - 12月25日 16時50分


<好きなこと、好きなままに>

昨日、パン屋の仕事が終わって徒歩30秒の自宅に帰ると、長女がケーキを作っていた。材料は夫と一緒にスーパーで買いに行ってきたらしい。クリスマス前からケーキを作ることを楽しみにしていたようで、ちょっと前に東京のデパートに行った時も、デパ地下で嬉しそうにケーキの無料カタログをもらってきていた。

「どんなケーキが食べたい?」「○ちゃんが作ってくれるのだったら何でも嬉しいよ」そんな会話がこの数週間続き、休日になればお得意の紙粘土でひたすらミニュチュアケーキを作り、練習?に励んでいたようである。

以前も書いたが、私は人にそれほど興味がない。子どもも例外ではなく、かわいくてたまらないが、自分と他人として案外クールに考えている部分はある。子どもは子どもの人生であるし、好きにしたらいいと思っていて、自分の人生は自分で歩んで欲しいと願っている。

親としてできることは、殆どない。アドバイスもする気もないし、必要最低限の暮らしを整えてあげて、後は希望することに挑戦させてあげられる、それなりの経済力は保ちたいとは思う。それくらいのもんである。何を聞かれても自分で考えたら?のオウム返しである。

こないだ久々に長女と二人で本屋に行って、カフェでお茶をした。人間として語り合ったのだが、カフェにフランスの田舎町の写真集が置いてあったことがきっかけで、海外について話をした。

私は幼少期に海外経験を持っていないが、子どもたちは早くに海外体験をしたいと言ってくれたらいいなとは思っている。広い世界を見ることで多様性を感じ、自分を見つめ直して欲しいと思うのだ。

そして「わたしはそう考えているけど、もし必要だったら海外に行きたいと遠慮なく言ってね。その時にきちんと送り出してあげられるような経済力は持っておきたいと思ってる」と話したのだった。

「行けと言うの?」「ううん、そうじゃない。行きたいと言われたら行かせてあげたいと言っているよ。」「そうだよね。やれって言わないもんね。今は行きたいと思わない。だけど行きたいと思った時は言うね!」

<やれって言わないもんね>この言葉にジーンときた。うちの子どもは親に何かを強制的にやらされているという意識がないということが、めちゃくちゃ嬉しかったのである。なんか、これは親として嬉しかった。わたしは、わたしの好きな感じの親になっている。

わたしも幼少期に割と自由に育てられた。幼少期に何かを強制されたことはなかったが、褒められたこともあまりなかった。100点をとっても当たり前だと言われたし、父親に誕生日プレゼントを少ないおこずかいでプレゼントを買い、さぞ喜ぶだろうと渡した瞬間に、こんなくだらないものにお金を使うんじゃないと怒られたのは、本当にむかついたことも、今はよい思い出である。笑。

だけど、お陰様で今でも自分に全く自信がない。褒められることに慣れていない。すごいと言われると怖くなる。だから、子どもには自分がそうしてほしかったように、褒めてあげたいと思っている。そうすればきっと自分に自信がもてるようになるはずだ。

そんなこんなで小学6年生の長女は、以前買ってあげた本の通りにスポンジケーキを焼き、カタログやTVや想像力を精一杯働かせ、すばらしいケーキを一人で作り上げた。わたしは好きなことを好きなようにやらせてあげただけで、何にもしていない。その結果、彼女は彼女なりの「センス」を構築させ始めていることに驚いた。

食後に「ケーキ食べる?」と嬉しそうに言われたが、「お腹いっぱいだから後で食べる。風呂入ってくる」と相変わらずマイペースな母親である。風呂から出てくると、長女のケーキが一人分カットして置いてあった。食べ始めるとすぐ駆け寄ってきて「おいしい?」「おいしいよ。天才だね!オリジナルケーキだね」と散々褒めておいしく食べた。

好きなこと、好きなままに続けられるように。これからもそれだけはやりたいと思います。ダメ親ですが、これがわたしの精一杯。

ツイッターで昨日のケーキのことを実況していたら、ちょっとバズりました。連続ツイートしていますのでよかったらぜひご覧ください。アカウントはwazawazapan
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2018/12/25

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