nostos booksのインスタグラム(nostosbooks) - 7月8日 21時07分

国立新美術館にてクリスチャン・ボルタンスキーCHRISTIANBOLTANSKI /Lifetime を見てきました。

日本では過去最大規模の回顧展。初期の映像作品《咳をする男》（1969）から本展のために制作された新作《幽霊の廊下》（2019）まで、歴史や記憶、人間の存在の痕跡をテーマに作品を生み出し続けるクリスチャン・ボルタンスキーの50年にわたる軌跡を見ることができます。

作家の７歳から６５歳までのイメージが刻一刻と変化していく光のカーテンを通り過ぎる時、まるで頭の中にぬるりと潜り込んでいくような心地がして、これは図録を眺めている時にはなかったと頭の後ろがぞわりとしました。

展覧会タイトルの「Lifetime」にあるとおり、彼の人生そのものを表した今回の展示。「空間のアーティスト」と自負するボルタンスキーのインスタレーションを是非とも体験して思いを巡らせてみてほしい。

六本木 国立新美術館で、2019年9月2日 (月)まで。

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