前田有紀のインスタグラム(yukimaeda0117) - 9月12日 08時39分

日曜日の鎌倉は、とても穏やかだった。出かけた先で町のお祭りをやっていて、大人も子どももたくましい声を上げて神輿を担いでいたのを家族で眺めた。サルスベリの花は満開を過ぎ、綺麗に花びらを散らしていた。無病息災を願う夏の終わりのお祭りを経て、このまま平和に秋がくるのかな、と思っていた。
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昨日は、休み明けの出勤で車で町を走って、台風被害の大きさに息を飲んだ。あちこちで木がすごい位置から折れていた。自衛隊の大きな車ともすれ違った。木々や山々と隣り合わせに家が立ち並ぶ鎌倉は、それだけ自然災害の影響も受けやすい。近くの町でも停電があったり、よく家族で訪れる場所が避難所になったり。うちが少しの停電で済んで、ただ木が折れただけだったのは本当にたまたまだった。
安心して暮らしていけることに当たり前は何一つないのだと思い知った数日でした。
そして、市場では先輩フローリストの皆さんから、千葉の花の生産者さんの被害の大きさの現状を教えてもらった。東京には千葉から届くお花は本当に多いのですが、この日の市場で千葉からの出荷はほとんどなかったと聞いた。いま受けたダメージで半年先まで影響があるくらい、花を育てて出荷するのは長いスパンでのこと。たった一夜の台風で少しずつ暮らしが取り戻せても、長年かけて作り出したものを取り戻せずに長い目で大変な思いをする人もたくさんいる。先輩からは、今回の被害にあった生産者さんをサポートすべく花き自然災害基金としてこれから色々な取り組みが行われるよう動き出している、ということも教えてもらった。また、この場でもお伝えしていきたいと思います。
1日でも早く、被害にあわれた全ての方に安心して暮らせる日常が戻りますように。

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