三隅有里子のインスタグラム(misumi_gtv) - 12月13日 17時13分


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群馬テレビのニュースでもお伝えしましたが、先月行われた農大二高の野球部元監督、齋藤章児さんを偲ぶ追悼試合の場内実況を担当しました。
OBの皆さんが大勢参加して、場内実況では齋藤さんとの思い出エピソードなども紹介し、選手ひとりひとりと向き合い指導してこられた齋藤さんの人柄を改めて感じました。
齋藤さんは私にとってもかけがえのない人です。高校野球ハイライトを担当していた時には何度も共演させてもらい、高校野球の面白さや奥深さを教えてもらいました。当時番組のMCは初めてでいつも空回りしてスタッフにもよく怒られましたし、たくさんの方に見て頂いている番組なので視聴者から厳しい意見をもらう事もあったし落ち込むこともたくさんありましたが、そんな私に対して、いつもどんな時でも齋藤さんはあの穏やかな笑顔で「三隅は三隅らしくやればいい」と励ましてくれました。昔昔高校野球ハイライトで私がその日球場で撮影した写真を紹介する「三隅のアイキャッチ」というコーナーがあったのですが、タイトルコールで「何かポーズをした方がいいのでは?」と提案してくれたのは齋藤さんで、「ひとりでやるのは恥ずかしいから齋藤さんも一緒にやって下さい」とお願いすると一緒になって顔の横でピースサインのようなポーズをしてくれて。そんなお茶目な一面も大好きでした。
ご存じの方も多いかとは思いますが、2010年に齋藤さんは少年野球の指導中に転倒され、大怪我をしました。
入院された数日後に、番組ディレクターと病院に駆けつけると齋藤さんはベッドの上でした。私は何も言葉がかけられなくて、泣いちゃダメだと思っても涙がとまらなくて、ずっとベッド脇でおし黙っていると齋藤さんは、首から下が動かない状態なので、私の様子は見えていなかったはずですが、「三隅、おれは大丈夫だから、おれは大丈夫だから」と何度も励ますように言ってくれました。
「おれは大丈夫」自分自身を奮い立たせようという言葉でもあっただろうし、私に心配をかけさせまいという言葉でもあったように感じ、こんな時にも自分の事ではなく、相手の事を思いやってくれる。なんて心の大きな人なんだろうとまた涙がとまらなくなったのを思い出します。
車椅子の生活になられてからも、春の県大会の準決勝は高崎城南球場で一緒に並んで見たり、ご自宅にお邪魔して実況の練習に付き合ってもらったり、みんなと一緒にお酒を飲んだり、思い出は数えきれないほどあります。
いまだにご自宅に伺えば、球場で会えば、電話をすれば「おう三隅、最近どうだ?」と声が聞けるような気がしてしまい、いらっしゃらない事が信じられません。もっと会いに行けば良かったな、もっとお話したかったな。後悔は尽きないです。
でも、追悼試合のご挨拶で齋藤さんの奥さんが「今日ここに姿はないけれど、きっとここで見てると思う」とお話されていました。
私もそう思います。きっと今も見守ってくれていると信じています。齋藤さんの言葉、笑顔ずっとずっと忘れません。心からありがとうございました。

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2019/12/13

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