松浦彩のインスタグラム(ayamatsuura.s) - 3月20日 22時41分



いつもわたしが仕事に出かける時、祖母は一緒に外に出て、お庭の花をふたりで眺めたりおしゃべりをしながら見送ってくれました。

「いってきます」と言うと「気ぃつけでの、ばいばい」と小さく手を振ってくれた可愛い祖母。
年始に体調を崩して入院し、先日突然旅立ちました。退院を予定していた日でした。

祖父と抱き合って子どものようにわんわん泣いたのに、時間がたった今もまだ実感が持てずにいます。

枕花を調達に出た際、お見舞いのときに持っていって喜んでくれたことを思い出し、最期にひと目祖母に見せたくて枕花とは別に用意した啓翁桜。
もうすぐ1ヶ月が経とうとしていますが、まるで祖母のいない春の隙間を埋めるかのように、長く綺麗に咲いてくれています。

神道では亡くなった人はその家を守る神様になるのだそうです。
気のせいかもしれませんが、祖母が亡くなってから不思議なことが続いて、祖母が助けてくれているみたいだなあとふと思うときがあります。

わたしの仕事を誰よりも把握し、活躍を喜んでくれていた祖母。
それがとても嬉しくて、もっと喜んでほしくて、ばあばがいたからここまで頑張り続けることができました。
これからも頑張るから、見守っていてね。

春分の日に寄せて。


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2020/3/20

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