ブルータスのインスタグラム(brutusmag) - 5月21日 10時30分

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無声映画の時代から映画音楽として使われてきたクラシック。そんなクラシックが巧妙に使われている映画『未来惑星ザルドス』を、自作でたびたびクラシックを使う園子温監督に紹介してもらった。
『未来惑星ザルドス』は2293年の地球を舞台にしたSF作品。空に浮かぶ石像ザルドスが登場するクライマックスのシーンで使用されるのはベートーヴェンが苦難の中で書き上げた〈交響曲第７番イ長調 作品92第２楽章アレグレット〉。
「深刻であり、壮大であり、エロくもある旋律で、映画の世界観にとてもよく合っている選曲。この曲を聴くと自動的に、浮遊する石像が思い浮かびます」と監督。「本作以降、多くの映画で使われていますが、未だにこの使い方を超えるものは現れていない」。ちなみに、園監督も『愛のむきだし』で使用している。
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