瀧口友里奈のインスタグラム(yurinatakiguchi) - 6月25日 06時01分



#瀧口友里奈の本棚からこの一節 📚》6冊目
私の本棚に並ぶ書籍から気になった一節を拾い、そこからぼんやりと考えたことを綴ります。

今日の一節は‥
【多くの女が、そして女だけでなくて男も、本質的には私と同じ問題と取り組んでいて、それにはどういう解決があるかについて一緒に話もし、考えたがってもいるのだった。】


きっと彼女は書かずにはいられなかったんじゃないか。書かないと先にはいけないと思ったんじゃないか。
そういう本は、背中を押してくれる。

この本の著者は、史上初の大西洋単独横断飛行の成功者チャールズ・リンドバーグの妻で、
自らも飛行家として活躍しながら5人の子供を育て上げたアン・リンドバーグ。

彼女が離島の休暇で美しい浜辺で思索し、海岸で見つけた貝殻に人生を投影しながら綴った、今から65年ほど前に書かれた随筆です。

しかしこの本では、彼女の背景には全く触れられず、一人の女性、一人の人間としての人生と成熟について記されています。

この本は特に普段忙しいビジネスマン・ビジネスウーマンや、子育てが忙しいお母さんお父さんの心の小休止に読んでみてほしい一冊です。そして旅先での静かな読書時間にオススメです。

「旅先」って言っても、今なかなか遠出の旅はできないな〜という感じですが、本を開けば、もうそこは浜辺です(笑)

浜辺で内省を重ねながらつぶやく著者の隣で静かに彼女の話をききながら、「わかる〜」と、うなづいたり、時々「そんなことないんじゃない?大丈夫だよ」とか言いながら、彼女の話を聞いているような気持ちになります。

そして、いつのまにか著者の親友になったような気持ちになります。

時折どこか悲しみが溢れていて、読んでるとなんだか励ましたくなる気持ちにもなります。
健気で凛とした彼女に惹かれて、本が終わっても、まだ話し足りないよ〜!と別れが惜しくなります。

今回は、正直、どの一節を抜粋するか迷いましたが、序文の一節を選びました。

最近「男の夢」と「女の幸せ」
という言葉がどうも引っかかります。

「男の夢」=未来、世界に抱く夢
「女の幸せ」=生活、周りの人との関わりで生まれる幸せ

と言い換えるのであれば、

私たちは男女に関わらず、誰しも「男の夢」と「女の幸せ」の間を、振り子のように行き来することによって人生の豊かさを醸成しているのではないでしょうか。

「男の夢」は「女の夢」でもあり、「女の幸せ」は「男の幸せ」でもあると思います。


きっと読む人、読むタイミングによって響く言葉がかなり違う面白さがある本かと!
私もまた間をおいて読み直してみます。

#海からの贈り物 #リンドバーグ


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2020/6/25

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