日高光啓のインスタグラム(skyhidaka) - 8月14日 17時34分
③
リモートが続いていたので、本日久しぶりに人に会った。
というかもはや、久しぶりにヒトを見た。
オオ…哺乳類デカい…と謎の感動を覚えるほどであった。
改めて人間と会話をすると、情報量が多い。
目線や目の色で今話してることの温度感が伝わる。興味がある他者の事は前のめりで目を見て話すし、自分のプライベートな事になると伏し目がちになったりする。
少し間を空けて話す時は実際に話すのが憚られる事だったり、過失を感じた時には固まったり逆に動きが小刻みに手早くなったりする。
人の話を聞くと、その人の見ている世界に自分を入れていただいた感覚になれるので、とても楽しい。人生は決して長くはないからこそ、体感時間を増やすのは良く言語化された他人の体験であるよなぁと実感する。
ランチのデリバリーで、つい浮かれていつもは頼まない生姜焼きを頼んでしまった。
ここのお店の生姜焼きがこんなにモチモチしたお肉を使っていたなんて知らなかったなぁと思った時に、
一体自分はいくつの"知っていたらもっと幸せだったかもしれないこと"を零しながら死んでいくのだろうとも思う。
「ご飯は誰かと食べるともっと美味しいね!」みたいに言うのは何故だろう。
自分が生姜焼きから得られる情報は肉がモチモチしてるのと味付けが濃い目なのが夏に合うな、くらいだし、
対面して話した人間から得られる情報は日曜の昼間にやってる"これまでの半沢直樹"くらいかいつまんだダイジェストであるわけだし。
そもそももっと言えば半沢直樹は大和田さんが主人公であればあんなにもヒーロー然と書かれないのかもしれないし、普通に現実で半沢直樹が身近にいたとしても花ちゃんとの掛け合いをしてる押され気味のカワイイ直樹は知れないわけだし。
大きく話は逸れたけど人は人の事など完全に汲み取るのはどうやったって不可能なので、画面の向こうの一つのキャラクターや芸能人をして"人間性が好き"みたいな言葉を使うのにはどうしても違和感を感じる。母親ですら僕の人間性なんて知り切ってはいないだろうに。
君が嫌いなアイツも大切な誰かの未来図を作るために泣きながらナイフを振りかざして自分も傷を負ってるのかもしれないのに。
あれっ、そんな歌書いたな。
そんなわけでよく知らない人がよく知らないという理由でよく知らない人を傷つけているのは毎日のように見るけれど、
よく知りたいと思う人間が一人でもいることはきっと豊かな事であるし、
幸せだと胸を張って言える時間を共有できる人間がいる瞬間というのはまごうことなき財産であるだろうし、
他者と少なからず関わって生きていく事を選んでる以上は自分や隣の人間の幸せを増やしていきたいものであるなぁ。
なんて思いながらモチモチしてた生姜焼きを食べ終わり食後に頼んでおいたコーヒーを飲み干したら、豆の糟が黒い塊りになって底に沈殿していた。
こんな事考えながらご飯食べてると今日会った人に知られるの普通にきちーな。
あれっ今日は全然日記っぽくなくなっちゃった。
夏休み(世間的な)いっぱいは毎日日記を書こうと思ってたのに。
まぁいいか。
本日22:00からYoutubeプレミア放送にて上記の歌詞が登場するアイリスライト 2020のMV公開しますので一緒にリアタイしましょう。
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2020/8/14