吉野紗香のインスタグラム(sayakayoshino_official) - 8月18日 13時47分


私のお爺ちゃんは、第二次世界大戦に兵隊として行きました。
子どもの頃は、お爺ちゃんから戦争の話を聞くのが大好きで、聞かせてもらっては、その光景をイメージしていました。

ある日彼は馬小屋の世話をしていて、馬は彼のあごを蹴って、彼のあごに傷跡を残しました。

「戦争に行ったのにお馬さんに顎を蹴られたのー?!」と、大笑いしたのを覚えています。

いつも笑い話に変えてくれて、私にとっては戦争の怖いお話では無く、お爺ちゃんの若い頃の波乱万丈な体験談として、その歴史を知ることが大好きでした。

それでも学校で戦争の話を学ぶと、とても怖いことだったと教わるようになり、お爺ちゃんにも怖い戦争体験や大変なことは無かったのかと聞くようになりました。

いつしか聞かせてくれた馬小屋のお世話の話には続きがあり、お爺ちゃんは馬に顎を蹴られたため、一旦作業を止めて馬小屋の外に出ると、その直後、空から爆弾が降って来て、馬小屋が爆破されたそうです。馬小屋に残っていたお馬さんも、一緒にお世話していた兵隊さんの仲間も、逃げる間も無く一瞬の出来事だったそうです。

ある時は銃撃戦に行き、隣りに居た仲間が脚を撃たれ重傷だったため、お爺ちゃんがその脚をノコギリで切断し、仲間を樽に入れて運び出したが、衛生兵のもとにたどり着いた時は、樽いっぱいに出血していて仲間は亡くなっていたお話。

小学生の私でもお爺ちゃんが戦場から生きて帰って来てくれたことは奇跡的なことだったのだと思いました。

そのおかげでお婆ちゃんと結婚し、母が生まれ、父との間に私が誕生し、私はお爺ちゃんが無事生きて戦場から帰って来てくれた運命に対して、表現に表せないほど感謝しております。

そして私も夫と巡り合いました。
夫はアメリカ国籍、私は日本国籍。私たちの愛は、国際結婚を叶えました。

終戦から75年、私はこのかけがえのない感謝の思いと共に、お爺ちゃんが生き抜いてくれた戦争のお話を、子どもにも伝えて行きたいと思っています。今ある平和は、多くの命によるものであると言うことも。
#第二次世界大戦 #終戦から75年 #平和 #守る #運命 #私たちはひとつ


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2020/8/18

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