廣岡聖のインスタグラム(hirooka_hijiri) - 9月8日 12時57分

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宇宙でいちばんあかるい屋根を観てきました。
桃井かおりさんも清原果耶さんもとっても繊細なお芝居で素敵だった。
星ばあから出てくる言葉は頭の中に無意識的に残る。
私もあんな歳の時代に星ばあにあえたらなー。なんて思いながら観ていたけど映画の後半になるにつれ、もしかすると私にも星ばあみたいな人がずっと近くにいたのかも。と気づくと同時に昔の出来事を色々と思い出していた。

私にとっての星ばあはずっとそばで見守ってくれたおばあちゃんだ。
小さい頃おばあちゃんから離れるのが嫌で帰りの車内で毎度おばあちゃんが見えなくなるまで後ろを振り返り号泣してた。学生の頃私が泣いて家を飛び出し、おばあちゃんの家に行ったら「大好きなすき焼き用意してるよ」と私の話を包み込む表情で聞いてくれた。

この映画を観た後、無性におばあちゃんにあいたくなり、思わず電話して一言「あの時はありがとう」と伝えた。誰かに感謝したくなる映画ってそうないと思うし、本当に素敵な作品に出会ってよかったなと思う。

目に見えるもの、見えないもの。
あなたと私は何で繋がっているかはわからない。
友情？思い出？愛？血縁？
わからないけどどれだけ小さなことであったとしても、つながりさえあるのならその人を大切にすればいい。それさえなくならなければ大丈夫。

「血の繋がりなんてそんなに大切じゃない。
夫婦ってもともと血は繋がっていない他人なんだから」
星ばあの言葉って多分何歳になっても心にスーッと入ってくる。

思春期の頃って家族や友達自分の身の回りに起こる事にとても繊細になり、心が壊れてしまいそうになったり、恋をして小さなことにも舞い上がるほど嬉しくなったり、またその小さいことに不安になり壊れてしまいそうになったり。
そういうつばめの過ごす1日1日がとっても苦しくて綺麗だった。

さ。私もこの状況が少し落ち着いたらおばあちゃんに会いに行こう。

「時間は気持ちよく使わなきゃ」ね。

#宇宙でいちばんあかるい屋根
#藤井道人　監督

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