住吉美紀さんのインスタグラム写真 - (住吉美紀Instagram)「びすけくんが大腿骨頭すべり症という病気で、突然、股関節が折れてしまった。 直前まで普通に歩いていたのに、急に「ギャッ!」と声を上げ、そこから歩けなくなった。びっくりした。深夜だったのですぐに動物夜間救急に連れていったが、はっきりとした原因はわからず、その場でできる処置もないというので、一旦帰宅。翌朝一番でかかりつけの獣医師さんに連れていった。  うちのニャンズのかかりつけのウエダ先生は、ネコの診察、治療の経験が豊富で、いつでも親身になってくれる先生だ。事の経過を聞き、レントゲンを確認すると先生は「大腿骨頭すべり症ですね」さらに、「この手術の経験もあります。大丈夫です、治ります。また歩けるようになりますよ」と言ってくださった。ショックでオロオロしていた夫と私には、とっても心強い言葉だった。  大腿骨頭すべり症は、股関節の成長過程でのなんらかの形成不全が起きて、痛みが出たり、股関節の付け根のところで骨が折れたりしてしまうもので、猫の場合は原因がまだあまりわかっていない病気だそうだ。手術方法もいくつかあるようだったが、先生と相談し、最初聞いたときには「え?!」とちょっと信じられないような方法を取ってもらうことになった。それは、折れた骨をあえて完全に切り離し、骨盤に残る大腿骨頭も取り除いてしまうという方法。 「え!!要するに、右脚の骨が骨盤から完全に離れて、どこともくっついていない、筋肉の中でいわば浮いている状態ですか?」と聞き直すと、先生は「そうなんです、ネコは不思議とこれでまた普通に歩けるようになるんですよ」とおっしゃる。 ねこは四つ脚で前脚の方にかかる体重の比率が大きいこと、さらに、どうやら関節を取り除いてそのまま暮らしていると、いずれ体の繊維組織で偽関節のようなものが作られ、歩くための繋がりがキープされるようなのだという。 本当に?!とドギマギしながらも、今痛がっているのだから、何か積極的な治療をしてあげるしかないと判断し、そのままびすけくんは入院、翌日すぐ手術となった。  手術が無事に終わったてから面会に行くと、まだボーッとしていながらも、私たちを見て「ウニャニャ〜」と鳴く。会いたかったとばかりに。お尻の毛は半分刈られ、想像していたより傷は大きく、11針縫われていた。筋肉の一時的な矯正のためにギブスのようなものが脚に巻かれ、手には点滴、首にはエリザベスカラー。自由の効かない状態で力なく横たわっていた。本人はいまいち何が起こっているのかわからないであろうに、撫でると少し安心したように目を細める姿に、「がんばったね〜」と涙が止まらなかった。  改めて思うが、ネコは小さな家族である。4匹飼っていると、それぞれ性格も違い、好き嫌いも違い、体質も癖も違い、こちらが気をつけてあげないといけないことや、私たちとのコミュニケーションの取り方も違ってくる。そして、個性が立てば立つほど、その子は唯一無二、かけがえのない存在、家族員としての輪郭が強くなる。 だから、今回1匹が入院しただけでも寂しさと心配は大きい。4匹の中で一番元気で心配なしと思っていたびすけくんが、というショックもある。大柄なのにネコ一倍臆病だから、入院のストレスは大丈夫かなと想像し、不安も募る。 自分がコロナで入院していたときのことが頭をよぎる。  とりあえず、毎日面会に行って、励ますことにした。顔や体を撫でたり、マッサージをしたり、話しかけたり、茹でたささみを持参して少し食べさせたり。いくと嬉しそう(に見える)に、差し出す手に頭を擦り付けてくる。 心強いのは、毎日行く度に、ほんの少しずつ回復の兆しが見えていること。寝ていたのが2日目は上体を起こしていて、次の日は立っていた。昨日点滴が外れ、今日はギブスが外れていた。最初は顔色(鼻と目の周りの皮膚で血流がわかる)が非常に悪かったが、日一日とピンク味が増してきている。 退院までもう少しだ。帰ってきたら、いっぱい撫で撫でしてあげよう。ゆっくりリハビリもしようね。 がんばれ、びすけ〜。」10月28日 21時28分 - miki_sumiyoshi

住吉美紀のインスタグラム(miki_sumiyoshi) - 10月28日 21時28分


びすけくんが大腿骨頭すべり症という病気で、突然、股関節が折れてしまった。
直前まで普通に歩いていたのに、急に「ギャッ!」と声を上げ、そこから歩けなくなった。びっくりした。深夜だったのですぐに動物夜間救急に連れていったが、はっきりとした原因はわからず、その場でできる処置もないというので、一旦帰宅。翌朝一番でかかりつけの獣医師さんに連れていった。

うちのニャンズのかかりつけのウエダ先生は、ネコの診察、治療の経験が豊富で、いつでも親身になってくれる先生だ。事の経過を聞き、レントゲンを確認すると先生は「大腿骨頭すべり症ですね」さらに、「この手術の経験もあります。大丈夫です、治ります。また歩けるようになりますよ」と言ってくださった。ショックでオロオロしていた夫と私には、とっても心強い言葉だった。

大腿骨頭すべり症は、股関節の成長過程でのなんらかの形成不全が起きて、痛みが出たり、股関節の付け根のところで骨が折れたりしてしまうもので、猫の場合は原因がまだあまりわかっていない病気だそうだ。手術方法もいくつかあるようだったが、先生と相談し、最初聞いたときには「え?!」とちょっと信じられないような方法を取ってもらうことになった。それは、折れた骨をあえて完全に切り離し、骨盤に残る大腿骨頭も取り除いてしまうという方法。
「え!!要するに、右脚の骨が骨盤から完全に離れて、どこともくっついていない、筋肉の中でいわば浮いている状態ですか?」と聞き直すと、先生は「そうなんです、ネコは不思議とこれでまた普通に歩けるようになるんですよ」とおっしゃる。
ねこは四つ脚で前脚の方にかかる体重の比率が大きいこと、さらに、どうやら関節を取り除いてそのまま暮らしていると、いずれ体の繊維組織で偽関節のようなものが作られ、歩くための繋がりがキープされるようなのだという。
本当に?!とドギマギしながらも、今痛がっているのだから、何か積極的な治療をしてあげるしかないと判断し、そのままびすけくんは入院、翌日すぐ手術となった。

手術が無事に終わったてから面会に行くと、まだボーッとしていながらも、私たちを見て「ウニャニャ〜」と鳴く。会いたかったとばかりに。お尻の毛は半分刈られ、想像していたより傷は大きく、11針縫われていた。筋肉の一時的な矯正のためにギブスのようなものが脚に巻かれ、手には点滴、首にはエリザベスカラー。自由の効かない状態で力なく横たわっていた。本人はいまいち何が起こっているのかわからないであろうに、撫でると少し安心したように目を細める姿に、「がんばったね〜」と涙が止まらなかった。

改めて思うが、ネコは小さな家族である。4匹飼っていると、それぞれ性格も違い、好き嫌いも違い、体質も癖も違い、こちらが気をつけてあげないといけないことや、私たちとのコミュニケーションの取り方も違ってくる。そして、個性が立てば立つほど、その子は唯一無二、かけがえのない存在、家族員としての輪郭が強くなる。
だから、今回1匹が入院しただけでも寂しさと心配は大きい。4匹の中で一番元気で心配なしと思っていたびすけくんが、というショックもある。大柄なのにネコ一倍臆病だから、入院のストレスは大丈夫かなと想像し、不安も募る。
自分がコロナで入院していたときのことが頭をよぎる。

とりあえず、毎日面会に行って、励ますことにした。顔や体を撫でたり、マッサージをしたり、話しかけたり、茹でたささみを持参して少し食べさせたり。いくと嬉しそう(に見える)に、差し出す手に頭を擦り付けてくる。
心強いのは、毎日行く度に、ほんの少しずつ回復の兆しが見えていること。寝ていたのが2日目は上体を起こしていて、次の日は立っていた。昨日点滴が外れ、今日はギブスが外れていた。最初は顔色(鼻と目の周りの皮膚で血流がわかる)が非常に悪かったが、日一日とピンク味が増してきている。
退院までもう少しだ。帰ってきたら、いっぱい撫で撫でしてあげよう。ゆっくりリハビリもしようね。
がんばれ、びすけ〜。


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2020/10/28

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